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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「2/5×10」→ 正しく計算できる?

  • 2025.4.12

今回出題するのは、小学生でも分かる簡単な算数の問題です。

とはいえ、分数の計算をしたのがずいぶん前という大人にとっては、案外難しく感じてしまうかもしれませんよ。

さて、あなたは正しく計算できるでしょうか?

問題

次の計算をしなさい。
2/5×10

解答

正解は、「4」です。

計算方法に迷ってしまった人は、分数の掛け算方法があいまいになっているようですね。

次の「ポイント」で、正しい計算過程を確認しておきましょう。

ポイント

今回の問題では、「分数の掛け算の計算方法」がポイントになります。

「まって、今回の問題は分数×整数だけど?」と思った人は、「整数=分母が1の分数」だと考えてください。つまり、10を10/1として計算するのです。

  2/5×10
=2/5×10/1

このようにすれば、分数と整数が混じった式でも、分数どうしの計算として答えが出せます。

さて、分数の掛け算では「分母どうし、分子どうしをそれぞれ掛ける」のが基本ルールです。

   a/b×c/d
=(a×c)/(b×d)

また、分数の掛け算をするときは、約分も忘れないようにしましょう。約分とは、分子と分母を共通の数で割って分数を簡単な形にすることです。この約分は掛け算の途中でもできます。

では、ここまでの内容をもとに、今回の問題を計算してみましょう。

  2/5×10
=2/5×10/1
=(2×10)/(5×1)  ←分子の10と分母の5を5で割って約分
=(2×2)/(1×1)
=4/1
=4

 

4/1は分母が1の分数なので、整数に直せます(10を10/1にしたときの逆を行います)。

これで4という答えを出せましたね。

まとめ

今回は、分数×整数の問題に挑戦しました。

分数の掛け算の基本ルールは次の通りです。

・分母どうし、分子どうしを掛ける
・約分できる場合は約分する(掛け算する前に約分すると計算が簡単になる)

分数と整数が混じっている式では、整数を分数に直すことで、分数どうしの計算として答えを出せます。

久しぶりの小学校の問題は難しかったでしょうか? 基本的な計算を忘れていると感じた方は、ぜひ他の問題にも挑戦してみてください。クイズ感覚で計算の復習ができますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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