昼の人気スポットといえば、行列が名物のカフェやファストフード店。目の前に長蛇の列ができていても、「どうしてモバイルオーダーを使わないんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?実際に「なぜモバイルオーダーじゃないのか?」「並びすぎではないか?」という趣旨の投稿も散見されます。
実はそこには、さまざまな理由が絡んでいるようです。混雑にあえて飛び込む“並ぶ派”のこだわりを覗いてみると、モバイルオーダーにはない意外な発見が見えてきました。
ここでは、スターバックスコーヒーとマクドナルドの事例をもとに、なぜこんなにも“並ぶ派”が多いのかを探ってみたいと思います。
スタバ列に並んでも手に入れたい“カスタム”と“お得感”
スターバックスでレジに並ぶのは手間に感じられそうですが、大きく2つの理由で並ぶ人が多いようです。
カスタマイズやグッズを狙う人たち
- モバイル注文じゃ選べないカスタムがあるから、並んで直接頼んでる
- 福袋とか限定グッズを買いたい時は並んでる
どんなドリンクでも自由にアレンジできるのがスタバの醍醐味。さらに、限定グッズや福袋を狙うとなれば、対面で注文するほうが安心感を得られるようです。
値引きやチケットなど、お得さ重視の人たち
- マイボトル持参で割引されるから、店頭で並んでます
- ドリンクチケット使いたいときは、直接見せてる!
モバイルオーダーよりも“ひと手間”がかかる分、その場で割引やクーポンを最大限に活用しやすいのが対面注文のメリットのようです。
カスタム重視派とお得重視派、それぞれの理由で並ぶことは多少面倒でも、満足感が上回るのでしょう。
マック列に並ぶ“意外な楽しみ”
マクドナルドも昼時は激混みですが、それでも列に並ぶ人の声をまとめると、こちらもいくつかに分かれます。
特典の有効活用や“並んで当たり前”派
- 株主優待はモバイルオーダーに対応してないから、仕方なく並んじゃう
- 混んでるとつい並ぶのが当たり前だと思って、何も考えずに列に入ってしまう
特典や優待があるなら、実店舗のレジを通すほうが確実。そして、行列を見かけると条件反射的に並んでしまう人も。
自由なカスタムや店員との会話を楽しむ人たち
- ピクルス増量やポテトの塩加減など、カスタムの観点で口頭でお願いしている
- 店員さんと雑談しながら注文したいから、並ぶのも全然苦じゃない
ファストフードはスピード命かと思いきや、細かいオーダーやコミュニケーションを大切にする人にとって、対面注文には魅力があるようです。
こうしてみると、モバイルオーダーが便利でも、直接対話で叶うリクエストや親しみあるやりとりを重視する人にとって、レジに並ぶ時間も「楽しみの一部」になっているのかもしれません。
モバイルオーダーを使わずに並ぶ理由は“多種多様”
昼の大混雑でも、あえてモバイルオーダーを使わずに並ぶ理由は多種多様。「現金主義」と一言で片付けるにはもったいないほど、こだわりや楽しみ方が詰まっているようです。
・スタバではカスタマイズの自由度や限定グッズの安心感、お得さを大事にしたい人たち
・マックでは優待や細かいカスタム、店員とのコミュニケーションを優先する人たち
こうした“並ぶ派”の声を聞いていると、ちょっと手間がかかっても得られる満足感の大きさに気づかされます。モバイルオーダーでスピーディに済ませるか、対面注文でこだわりや交流を楽しむか。あなたなら、どちらを選びますか?