子どもを産まない姉に「ケンカ売ってんじゃん」不妊治療中の妹が壊れてしまったワケ

尾持と書いておもちと読む、尾持トモ（尾持トモの漫画blog）さん。主に本人や友人の実体験などをベースに漫画を描き、ブログやインスタで発信しています。

両親の意思で、不妊治療を始めたハナミさん。なかなか妊娠できず、心を病んでしまいます。そんなある日、“DINKS（子どもを産まない生き方を選択した夫妻）”の姉・ツキミさんから連絡が来て…？

選択も許されない

自分のつらさをこらえきれず、「産める可能性が私よりあるお姉ちゃんにはわかんないよね…」と、泣きながら訴えるハナミさん。そこへ母親が現れ、「不妊治療がどんだけ苦しいか分かる？」「この人でなし！」と、ツキミさんを一方的に責め立てます。さらには、「ハナミさんが縁を切りたがっている」と、勝手なことを言い出す始末。

それに対し、ツキミさんは「どうせ産んだら産んだで、それも『当てつけ』だって言うんでしょ…？」「私の選択なんだからほっといて」と、きっぱり反論します。しかし、母親は「ハア！？」と逆ギレ。電話を取り返したハナミさんは、「DINKSとか…不妊にケンカ売ってんじゃん」と、ツキミさんに冷たく言い放ち、「しばらく連絡しないで」と距離を取るのでした。

自分の選択を全否定され、心ない言葉を投げつけられるツキミさん。毒親に翻弄され、姉妹の絆が引き裂かれていくのはあまりにも切ないですね…。本来なら味方であるはずの家族が、最も深い傷を与えてしまう構図に、胸が痛みます。どうか2人が、もう一度お互いを思いやれる日が訪れますように。

※実体験をもとにした創作漫画です
ブログ：尾持トモ（尾持トモの漫画blog）