1. トップ
  2. 意外と解けない大人が多いかも?!「□に当てはまる数は?」

意外と解けない大人が多いかも?!「□に当てはまる数は?」

  • 2025.4.1
undefined

学生時代、図形の問題が苦手だったという人もいるかもしれません。

しかし、図形の問題にはパズルやクイズのような要素も潜んでいます。

テストの点数が関係なければ、意外と楽しめるかもしれませんよ。

問題

次の画像の□に当てはまる数を求めなさい。
※四角形はすべて長方形である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確にかかれていない。

解答

正解は、「9(cm)」です。

どうやって計算すれば答えが求められるのかは、次の「ポイント」で解説します。

ポイント

この問題のポイントは、「面積の公式=縦の長さ×横の長さ」を使うことです。

図の中の各長方形の面積に注目しながら、辺の長さを求めていきます。

まずは、一番下の48cm2の長方形について考えます。

undefined

この長方形の縦の長さは6cmと分かっていますから、次の式が成り立ちます。

6cm×横▲cm=48cm2

この式に当てはまる▲は8cmですね(48÷6で求められます)。

undefined

次に、上の27cm2と45cm2の二つの長方形を27+45=72cm2の一つの長方形と見ます。

undefined

この長方形の横の長さは8cmですので、次の式が成り立ちます。

縦□cm×8cm=(27+45)cm2=72cm2

この式に当てはまる□は9(cm)ですね(72÷8で求められます)。

undefined

この9は問題で問われていた□に当てはまる数でもありますから、これで答えが求められたことになります。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

長方形の面積と一辺が分かっていれば、もう一方の辺の長さも求められます。手がかりの多い長方形を元にして、各辺の長さを計算すればいずれは答えにたどり着けます。

図形問題の楽しさに目覚めた人は、ぜひ他の問題にもチャレンジしてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。