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どうやって計算するか覚えてる?「−12÷(−4)÷(−7)」→正しく計算できる?

  • 2025.3.31
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今回はマイナスを含む割り算に挑戦します。

マイナスがあるだけでもややこしいのに、さらに割り算なんて…と思う方もいるかもしれません。

そこで、マイナスの処理、割り算の処理の仕方をしっかりと復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−12÷(−4)÷(−7)

割り切れそうかそうでないかを正しく判断しましょう。

解説

この問題の答えは「−3/7」です。割り算が二つあるので、順番に計算を進めていきましょう。

まずは、−12÷(−4)からですがマイナスを含む計算になりますので答えの符号に注意が必要ですね。

マイナスを含む割り算の計算
・同符号の計算なら、答えはプラスになる。
・異符号の計算なら、答えはマイナスになる。
・符号を決めたら、数字の計算をする。

まずは、符号を決めていく段階です。これは、同符号なのでプラスになります。それを踏まえて計算すると、

−12÷(−4)
=3

となります。残りの計算は、

−12÷(−4)÷(−7)
=3÷(−7)

ですね。さて、3と7は割り切れない計算なのでここからの計算方法に戸惑ってしまいますね。そこで利用していくのが、割り算と分数の関係です。

割り算と分数の関係
・a÷b=a/b
※ただし、bは0でない数とする。

この関係を利用することで、割り切れない計算をスッキリさせることが出来ます。

−12÷(−4)÷(−7)
=3÷(−7)
=3/(−7)
=−3/7

マイナスは分数全体にかかっているように書くのが基本ですね。

まとめ

今回はマイナスを含む割り切れない割り算の計算方法を復習しました。

マイナス同士ならプラス、マイナスとプラスが一つずつの場合はマイナスになるということをしっかり覚えておきましょう。

割り切れない割り算は分数にすることで答えを出すことが出来ます。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。    



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。