赤楚衛二が主演するドラマ、日本テレビ系『相続探偵』(毎週土曜よる9時)第9話が3月22日に放送された。18年前に亡くなった育ての父・和宏(鈴木浩介)の無念を晴らすため、因縁の相手だったフリーの週刊誌記者・羽毛田(三浦貴大)と手を組むことを決断した灰江(赤楚)。彼らの敵は、灰江の実の父親で法曹界の重鎮・地鶏(加藤雅也)だ。SNSでは灰江と羽毛田のタッグ、地鶏の悪党ぶりに注目が集まっていた。
「めちゃくちゃ面白くなってきた」「原作者が手掛けた最終回がどう着地するのか」「終わってほしくない」などSNSでは、最終話直前に期待値が最高潮に達している。
“朝永”矢本悠馬が灰江とタッグを組む理由が明らかに!
真実をねじ曲げられ、バス事故の過失について、罪を着せられた和宏の汚名を晴らすために、弁護士になった灰江。科捜研にいた朝永(矢本悠馬)と出会い、バス事故を再検証していた。その結果、「居眠り運転はあり得ない」と事実を確信したのだ。しかし、灰江たちの行動を知った地鶏に、ありもしない横領疑惑をでっち上げられ…。灰江は弁護士会を追放され、朝永も科捜研を追われたのだ。
「死人に口なしと言うが、科学はその口となる」という科学者としての矜持を持つ朝永。SNSでは、朝永が灰江とタッグを組む理由について「科学の力を踏みにじられたのが許せんのだね」「自分の中にある正義を蔑ろにした地鶏を憎んでいる」「真実(科学捜査の結果)をねじ曲げた輩に一矢報いたい科学者としての怒り」と、納得の声が多数届いていた。
灰江に対する実の父・地鶏にSNS「ひどすぎる」「許せない」
灰江は、地鶏から呼び出され料亭へ向かい、宣戦布告をした。しかし地鶏は、灰江に脅しをかけた挙句、「お前を育てた父親のようにちっぽけなことしか考えていないことがよくわかった」と吐き捨てる。そんな地鶏に対しSNSでは、「ほんと許せない」「実の父親なのにひどすぎる」「極悪人の極み」「なぜ息子を陥れるの、理解できない」と批判や困惑の声が続出していた。
しかし、そんな地鶏の言葉を受け、“焦っている証拠”だと確信する灰江の姿は、頼もしかった。
灰江&羽毛田の共闘にSNS「胸アツ」「いいコンビ」
一方、余命宣告されている羽毛田は、目に見えて体調悪化が進んでいた。地鶏の悪事を暴くために記事を書くも、地鶏の圧力がかかり、記事化できずにいた。しかし羽毛田は、地鶏の義父で政界のドン・浅葉(山田明郷)の孫が、薬物乱用パーティーに参加していたスクープ記事をSNSで投稿。すると、ネットでは、浅葉と地鶏が事件をもみ消した可能性について徐々にザワつきはじめ…。さらには、灰江の父・和宏のバス事故にも世間の注目が集まり、当時の判決を疑問視する声が上がっていたのだ。
「もしワシに何かあったら、後は頼むで」という羽毛田に、「お前は俺が守る」と灰江が言い…。これまで敵対していた羽毛田と灰江が、同じ敵に立ち向かい共闘する姿に反響が続出していた。SNSでは、「胸アツ」「このタッグなら地鶏倒せそう」「馴れ合うことなくヒリヒリしている感じがまた良い」「なんだかんだでいいコンビだと思ってしまった。はじめはあんなに(羽毛田が)嫌なやつだったのに」といった声も多く聞こえている。
しかし羽毛田は、浅葉の孫が起こした事件の決定的な画像を手に入れるため、外出したのだが、怪しい男たちに尾行され…。急いで歩く途中で、郵便ポストに手紙を投函したあと、背後から男たちに襲われてしまった。
さらに終盤では、3つの遺言書が映し出された。1つ目は、福士(落合モトキ)の弁護士事務所に移籍するも退職し、灰江たちに協力しようとする令子(桜田ひより)が手にしていた遺言書。2つ目は、灰江の実家で母・深雪(大塚寧々)が取り出していた遺言書だ。そして3通目は、消息不明の羽毛田から郵送で届いた遺言書…。物語にどう関係するのか、気にならずにはいられない。
この作品は、原作者が脚本を手がけている。掲載誌の休刊により、2023年に原作の連載が終了となっており、原作ファンにとっても、オリジナル脚本の最終話は、楽しみに違いない。最終話の予告では、灰江と朝永が逮捕されている描写もあり、「どうして?」「ひえぇ、どうなるんだ」と視聴者が動揺していた。どのような結末になるのだろうか。
日本テレビ系 『相続探偵』毎週土曜よる9時
ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。