1. トップ
  2. 「面白くないわけがない」漫画の続きを“原作者が自ら描く”クライマックスに、集まる期待の声【土ドラ9】

「面白くないわけがない」漫画の続きを“原作者が自ら描く”クライマックスに、集まる期待の声【土ドラ9】

  • 2025.3.18

赤楚衛二が主演する日本テレビ系ドラマ『相続探偵』(毎週土曜よる9時)第8話が3月15日に放送された。亡き東大名誉教授・薮内晴天(佐野史郎)に浮上した7人の隠し子疑惑の真相を暴き、薮内の潔白を証明した灰江(赤楚)。疑惑を報じた週刊誌も訂正文を掲載するも、薮内の新たな秘密が発覚し…。灰江と因縁のフリー記者・羽毛田(三浦貴大)の関係が思わぬ展開を見せ、灰江の秘密も明らかとなり、SNSが騒然となった。

灰江と因縁のある羽毛田が殴り合い! 羽毛田が意外な行動に

灰江の事務所に、薮内の息子だと亡き母から聞かされたという青年・島田正樹(小林虎之介)が訪ねてくる。DNA調査の結果、彼は薮内の実子であることが極めて高いということがわかった。さらに、正樹の実家のローンの連帯保証人には、薮内の名前もあり…。正樹は、亡き母の笑顔を曇らせたくないと死後認知の訴えを起こさず、解決金も受け取らないという結論を出し、灰江の提案で母との思い出が詰まった実家の修繕費用だけ受け取ることに決めた。

だが翌日、週刊誌に正樹と薮内の親子関係を報じる記事が掲載され、正樹の家にはマスコミが殺到。怒り心頭の灰江は、週刊誌の出版社に乗り込もうとすると、羽毛田と鉢合わせしてしまう。灰江は、問答無用でフリー記者の羽毛田(三浦)と壮絶な殴り合いをしたのだった。

『相続探偵』第8話より(C)日本テレビ

その羽毛田は、なんとガンを患っており、余命3ヵ月であることが判明。羽毛田は自分の記事を止めるよう編集長に要請したにもかかわらず、圧力によって記事が出されたのだった。

これまで灰江を追い詰めてきたが、残りわずかな命を燃やし、ジャーナリストの誇りを懸けて司法の闇に挑もうとする羽毛田が、自分の目的のために動き出そうとしていた灰江とタッグを組もうとする展開が衝撃だった。SNSでは「羽毛田とタッグを組むの?」「まさか羽毛田と共闘するとは」「羽毛田さんもちゃんと心の良心あったんだな」「とことん悪い奴じゃなかった」とさまざまな声が飛び交った。

灰江の目的が明らかに!謎の男・地鶏の正体も判明

灰江は、令子に自身の過去を告白。灰江の父・和宏(鈴木浩介)のバス会社の事故は強風にあおられたことで不慮の事故だったが、マスコミが父の居眠り運転が原因だと騒ぎ立て、裁判でも判決がねじ曲げられたという。そして当時、裁判官に圧力をかけたのが、法曹界の重鎮である最高裁判事・地鶏(加藤雅也)で、彼が灰江の“生物学上の父親”だということを明かした。SNSでは灰江と地鶏の関係に「まさか」「そういう関係なの?」「生みの親って、裁判官なの?」と驚きの声があふれていた。

灰江は父・和宏の無念を晴らすために弁護士になるも、ありもしない横領をでっち上げられ、弁護士会を追われた。灰江が抱えている多額の借金は、事故で亡くなった遺族への賠償金で、それを父の無実を信じる母・深雪みゆき(大塚寧々)が背負ったのだった。

『相続探偵』第8話より(C)日本テレビ

灰江は、事務所をたたんだ。令子は、福士(落合モトキ)の事務所に移ることに…。そして、父・和宏の無念を晴らそうとする灰江は、地鶏のことを徹底的に調べた羽毛田に一緒に組むことを持ち掛けられる。

SNSでは「地鶏、ヒドイ」「育ての父親が訴えられた裁判を実の父親にねじ曲げられるなんて」「ラスボスが実父とは!」という地鶏に対する敵意の声や、「地鶏はなんで裁判官に圧力をかけたり、弁護士会を追放させたり酷いことをしてくるんだ」「地鶏が灰江を敵視する理由は何だ? 息子なのに」と地鶏の行動に対する疑問の声が続出。

さらに、「朝永(矢本悠馬)さんの“灰江氏の敵は俺の敵”っていうのも地鶏のことなのかな」「朝永も地鶏に何か潰されたのかな?」と朝永の過去を気にする声も上がった。

番組公式サイトによると、第9話と最終話では、原作漫画では描かれなかった続きが、原作者による脚本のオリジナルストーリーとして放送されるという。SNSでも「西荻弓絵さんの脚本ってだけで期待大」「面白くないわけがない」など期待の声も聞こえている。

いよいよクライマックスに差し掛かった本作。実父に立ち向かう灰江の運命はいかに!



日本テレビ系 土ドラ9『相続探偵』毎週土曜よる9時

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です