桁数の大きな数の計算問題を見ると、計算をする前から電卓を使いたくなりませんか?
しかし、一度冷静になって式を見直してみると、案外暗算で簡単に答えが出せることもありますよ。
今回の問題も、ぜひ自分で計算してみてください。
問題
次の計算をしなさい。
497−497+497
※制限時間は5秒です。
解答
正解は、「497」です。
正しく計算できたでしょうか?
次の「ポイント」で、計算過程を確認しておきましょう。
ポイント
この問題は、「同じ数どうしの計算をしている」ことがポイントです。
問題の式には497という同じ数しか登場しません。
最初の引き算は、497−497です。これは同じ数どうしの引き算なので、1−1や10−10と同様、答えは0です。
ということは、残りの式は0+497になります。
0が足されても数が増えることはないので、答えは497です。
497−497+497←同じ数どうしの引き算
=0+497
=497
これで答えが出ましたね。
まとめ
今回は三桁の計算問題とは言え、難しい部分はほとんどありませんでした。
計算に苦手意識があると、桁の大きな計算は避けようとしてしまうかもしれませんが、実際には今回の問題のようにとても楽に答えが出せるものもあります。
また一見難しく見える問題でも、工夫次第で計算が効率化できることもありますよ。ぜひ、さまざまな問題にチャレンジしてみてください。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。