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小学生でも分かる問題に挑戦!「3141−1987」→暗算できる?

  • 2025.4.15

「引き算」は小学校の低学年で習います。しかし、大人になっても、桁数が大きい引き算の計算は間違えてしまうことがあります。

そこでこの記事では、計算ミスを減らすために、引き算を簡単にするテクニックを紹介します。やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
3141−1987

「四桁−四桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、自分自身で答えを出してみてください!

解説

今回の問題の答えは「1154」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)3141から2000を引く(3141−2000=1141)
(2)1141に13を足す(1141+13=1154)

元の計算は、「1987を引く」という計算でしたが、「2000を引く」「13を足す」という計算になりました。同じ引き算でも「2000」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなりましたね。

そのあとの「13を足す」というのは、本来1987を引くところで2000を引いているので、引きすぎた13を戻しています。

このように、引く数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう。そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。

すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

  3141−1987
=3141−(2000−13)
=3141−2000+13
=1141+13
=1154

まず、「1987」を「2000−13」にしています。そのあと、カッコを外して「2000を引き、13を足す」としました。

カッコを外す前は「−(2000−13)」ですが、カッコを外したことによって「−2000+13」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

計算力を鍛えるには、繰り返しの練習が不可欠です。

普段電卓を利用している方も、この機会に自分自身で計算する習慣を作りましょう

他の記事でも、計算問題を紹介しているので、ぜひご覧ください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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