あなたの今の気持ちはどんな風でしょうか。気がかりなことや大変なことがあっても、何事もまずは心を落ち着けてから取り組んだ方が良いのではないでしょうか。どんなに急いでいても、気ばかり焦っていると余計に遠回りしてしまうかもしれません。客観的に自分の心を観察し、出来ればいつも落ち着いている方が何かと良いでしょう。そこで今回は、あなたの“今の心の落ち着き度”を心理テストで探ってみましょう。
ベンチのどこに座りますか? 直感でお答えください。
1.左端
2.真ん中
3.右端
4.決まっていない
1.左端を選んだ人は「今の心の落ち着き度60%」
左端を選んだ人は、今の心の落ち着き度が60%とやや高めかもしれません。あなたは自分なりのリラックス方法をいくつも持ち、それを上手く使い分けているのではないでしょうか。落ち着いて取り組む方が集中できたり効率的であったりすることを知っているので、積極的に落ち着こうとしているかもしれません。
左端を選んだことは、判断力の高さが表れています。自分や周りの様子を観察し、必要なことを判断する力が強いのではないでしょうか。物事の取捨選択も早く、心が乱されそうなものや必要ないものを手放す判断も早いかもしれません。
リラックス方法が上手くいかないと、落ち着いて冷静になろうと頑張りすぎてしまうのではないでしょうか。もう少し気持ちにゆとりを持ち、辛い現実を否定するのではなく受け入れる姿勢を持っても良いかもしれません。「しょうがない」と、良い意味での諦めの気持ちも持ち、執着を減らしてみてはいかがでしょう。
2.真ん中を選んだ人は「今の心の落ち着き度40%」
真ん中を選んだ人は、今の心の落ち着き度が40%とやや低めかもしれません。あなたは人や周りに影響されやすく、一人でいないと落ち着けないのではないでしょうか。頑張って周りに合わせすぎてしまい、自然と気持ちもシンクロしてしまいやすいかもしれません。
真ん中を選んだことは、自由を求めていることが表れています。何にも囚われず、気にしないでいたいと願っていないでしょうか。頭では分かっていても、長年染みついた気を遣う癖が中々抜けてくれないのかもしれません。
執着や気にする癖をなくすのが難しいときは、厳選したり特定のことだけにこだわったりしてみるのはいかがでしょうか。何か一つのことや少ないことに向き合っている方がより集中でき、心も乱されにくいかもしれません。活動に集中する度合いが上がれば、自然と心も落ち着きやすくなるでしょう。
3.右端を選んだ人は「今の心の落ち着き度20%」
右端を選んだ人は、今の心の落ち着き度が20%と低めかもしれません。あなたは心を落ち着けようとすると、反対にざわざわした気持ちになってしまうのではないでしょうか。“何かあったらどうしよう”という心配な気持ちが、考え事を捗らせているのかもしれません。
右端を選んだことは、焦燥感が表れています。何も困ったことがないと落ち着かず、何か忘れていたり気づいていないと心配になったりしていないでしょうか。もし何かあれば、焦りの気持ちを持ちながらも、取り組みに集中できるかもしれません。
心に余裕がないだけでなく、余裕があることを反対に恐れてしまっていないでしょうか。非日常的に忙しい日が続いてしまうと日常の落ち着いていた頃を忘れてしまい、落ち着かず忙しい方が日常と勘違いしてしまうかもしれません。しばらく休養を取り、何もない時間を楽しめる余裕を取り戻してはいかがでしょう。
4.決まっていないを選んだ人は「今の心の落ち着き度80%」
決まっていないを選んだ人は、今の心の落ち着き度が80%と高めかもしれません。あなたはまるで静かな水面のように波立たず、心が乱されるようなことがあっても落ち着いているのではないでしょうか。“気にしない”と言うよりも、“受け入れる”スタンスに近いので心が穏やかなのかもしれません。
決まっていないを選んだことは、あるがままな様子が表れています。どんなに困難で非情なことに心が乱されそうでも、自然な形で受け入れようとしていないでしょうか。受け入れがたいことがあっても無理に受け入れようとはしないので、心に余裕があるのかもしれません。
感情を全く見せないというよりも、感情を表に出してもそれに振り回されていないのではないでしょうか。自分や周りを大切にする気持ちが根底にあり、現実を否定せずに受け入れられる強さを持っているのかもしれません。幸福感を持ちやすく、また周囲にも良い影響を与えるので自己肯定感も高まるでしょう。
ライター:Kazuki.W
臨床心理士、公認心理師として、みなさんの心の内側を紹介していきます。自分自身が気がついていない心の中を見ていきましょう!