あまり気が進まないことに対して「やらなければならない」と自分を奮い立たせて頑張ろうとする人のことを義務感の強い人と言います。義務感の強い人は、常に「ねばならない」という考えに囚われており、生きることに常に窮屈さを感じているでしょう。むしろそれが当たり前になってしまっているかもしれません。あなたは“義務感の強い人か”探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.ミトン
2.カメ
3.キャスケット
4.カタツムリ
1.ミトンに見えた人は「義務感の強い人」
図形がミトンに見えた人は、義務感の強い人かもしれません。あなたは常に「ねばならない」という考えに囚われながら生きているのではないでしょうか。周りの人の目や評価を気にしてしまい、本当はやりたくないことを義務感だけでこなしているようなところがあるようです。そういう義務感でやっていることが、結構日常の中に多いのではないでしょうか。
このタイプの人は、礼儀正しく完璧主義なところがありそうです。子ども時代は「いい子」でいようと頑張っていたでしょうし、大人になってからは「いい人」でいようと頑張っているでしょう。例えば家事ひとつとっても、楽しんでやるのではなく「自分がやらなければならない」と義務感を持ってやっていそうです。
義務感の強さゆえ、知らず知らずのうちに日々の行動ががんじがらめになってしまっているのではないでしょうか。「やらなくちゃいけない」ではなく「まあいいか」「仕方がない」「明日でいいや」など、気楽な感じのセリフを意識的にでも使ってみるといいかもしれません。本当にそうは思えなくても、言葉の力でだんだんと義務感が和らいでいくのではないでしょうか。
2.カメに見えた人は「あまり義務感の強くない人」
図形がカメに見えた人は、あまり義務感の強くない人かもしれません。あなたはあまり「ねばならない」という考えは持っておらず、気が進まないことも、先延ばしにしたり、少し手を抜いたりしながらやり過ごしているのではないでしょうか。義務感でやることは、あまりよくないと感じているようです。
このタイプの人は、おおらかでのんびりやなところがありそうです。やるべきことはそれなりにやりますが、気が進まないことはできるだけ簡素化していこうとするかもしれません。「まあいいか」が口癖ではないでしょうか。無理をして義務感でやっても続かないと感じていそうです。
とはいえやらなければならないことを、やらずに済ませることはしない人でしょう。そこは真面目さがあるのかもしれません。愚痴を言いながらになるかもしれませんし、ため息もたくさんつくかもしれません。また、今後はやらずに済ませるにはどうしたらいいかを考えながら、とりあえず今回は仕方がないと行動するのではないでしょうか。
3.キャスケットに見えた人は「義務感の強くない人」
図形がキャスケットに見えた人は、義務感の強くない人かもしれません。あなたは「ねばならない」という考えはほとんど持っておらず、気が乗らないことはやらないと決めているのではないでしょうか。たとえそれがやらなければならないことだったとしても、やらずに済ませる方法を考えようとするでしょう。義務感で動くことはなさそうです。
このタイプの人は、快楽主義でどんなことも楽しくなければやらない人でしょう。仕事も家事も、楽しんでやりたいという気持ちが強く、気が乗らないことは他人に任せてしまうのではないでしょうか。よほどのことがない限り、義務感で行動することはなさそうです。それゆえ、ちょっと常識はずれだったりすることもあるかもしれません。
ただ義務感が強くないが故に、あなた自身はとても伸びやかに生きることができていそうです。どんなことも楽しんでやれますし、どうしても気が乗らなければ遠ざけてしまうこともできるでしょう。だからこそ、ストレスがあまりなく、楽な気分で毎日を過ごすことができているのではないでしょうか。
4.カタツムリに見えた人は「やや義務感の強い人」
図形がカタツムリに見えた人は、やや義務感の強い人かもしれません。あなたは時折「ねばならない」という考えに突き動かされて行動していることがあるのではないでしょうか。自分が義務感で動いているという自覚があり、本当はやめたいと思っていそうです。そのため、義務感でやっていることは少しずつ減らして言っているのではないでしょうか。
このタイプの人は、思慮深く慎重な人でしょう。おそらく今までやっていたことをやめる時に、かなり深く検討したりするのではないでしょうか。義務感でやっていることに気づいても、それを本当にやめていいのか、何か問題が生じないかなど考えて、問題ないと思えるまでは義務的であっても続けていくことを選んでいそうです。
だからこそ、義務感の強くない人を見ると、少し羨ましく思ったりするのではないでしょうか。自由気ままでいいなと感じるでしょう。ただ、周りに対して気を遣いやすい人ですし、体裁も気になる人ですので、なかなか気乗りがしないという理由だけで、やるべきと思っていることをやめることはできないのではないでしょうか。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。