11時間のフライト中、後ろの客から「座席下の荷物をどかして」要求。もちろん断ると…両者の決着やいかに＜海外＞

2025.3.5

飛行機に乗る際、座席の下に荷物を収納するのは一般的なルールの一つ。しかし、スペースには限りがあり、状況によっては隣や前の座席の荷物が自分の足元に影響を及ぼすこともあります。

そんな中、最近、海外のSNS上で話題となったのは、「前の座席の下に置かれた荷物をどかしてもらうよう頼んだら、相手に嫌な顔をされた」という投稿。飛行機のルールやマナーに関わるこの出来事は、多くの議論を呼びました。

この状況について、海外の人々はどのように考えているのでしょうか？

今回は、「機内での予想外のトラブル」に対する海外の方の反応を紹介します。

前の座席の下の荷物をどかしてもらうのってダメなの？

ちょっと話を聞いてくれ。

その日、私はすでに11時間のフライトを終え、次の11時間のフライトに搭乗したばかりだった。すると、自分の指定席の通路側にある男性が立っていたんだ。

どうも彼とその妻は荷物の整理をしていたようで、「荷物を片付けてから席に戻るんだろう」と思っていた。
ただその2人はずっと私の席の前に立っていて、どこにも行く気配がないから、「すみません、この席は私のなんですが」と声をかけてみた。

すると彼らはブツクサ言いながら、搭乗券を確認しててさ。どうやら席を一つ間違えていたらしくて、彼らは私たちの一つ前の席だったんだ。

この時は何か騒ぎを起こしてしまったような気分で、少し申し訳なくなってしまったよ。

ただ今思うと、ここから今回のトラブルは始まっていたんだ。

ようやく座席について、荷物をいろいろと取り出していると、足に何かがぶつかってさ。見てみると前の座席の人の荷物が置かれていたんだ。

そこでふと思ったのが、「前の座席の下のスペースって、私のものじゃないのか」ってこと。

乗務員だって、「荷物は頭上の収納棚か、前の座席の下に収納してください」と言うよね？

ということで前の席の人に「このバッグ、あなたのですか？できれば移動してもらえませんか？」と尋ねてみたんだ。

すると、彼は「何を言っているんだ」という顔でこちらを見つめ、軽く睨みつけた後、一言も発さないまま、荷物を整理し直していた。

どうやら、私の足元にあったバッグは、彼の3つ目の手荷物だったらしい。

私は一応、「足が長くてね、飛行機の座席は窮屈で仕方なくて、すみませんね」と謝罪をしたんけど、これって私が悪いのかな？

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」にこのような投稿がされると、さまざまなコメントが寄せられました。

外国の方は「機内での予想外のトラブル」についてどのような意見を持っているのでしょうか。

実際に寄せられたコメントをいくつか紹介します。

なんで謝るの？そこはあなたのスペースでしょ！

なんで謝るの？そこはあなたの荷物や足を置くためのスペースでしょ！

次からは、乗務員を呼んで「誰かこの荷物を置き忘れたみたいです」と言って渡せばいいよ。

乗務員に「忘れ物」として渡したら一発で解決

私も同じことをされたことがある！

前の座席の人が自分の荷物を押し込んでくるのを感じたから、乗務員の呼び出しボタンを押して、「前の便の誰かが荷物を置き忘れているみたいです」と言って、それを取り出して渡したの。

すると、前の席の人が焦り出して「それ、私の荷物です…」って言い出したけど、乗務員はすごく疲れた様子で「お客様の荷物は前の座席の下に置いてくださいね」とバッサリ言ってたよ。

最高の因果応報

あなたは何も悪くないよ！

私も同じことをされたことがあって、その時は荷物をそのまま通路に出して、乗務員に「誰かの荷物がここにあります」って伝えたよ。

誰かも言ってたけど、このやり方が一番いいかな（笑）

結局、その荷物は飛行機の後方の収納棚に移されて、持ち主は飛行機を降りるとき最後まで待たされる羽目になってたよ。最高の因果応報だったね！

ルールを知らないの？持ち込める荷物は2つまでのはず！

あなたは何も悪くないよ！

私がいつも聞くルールでは、持ち込めるのは「頭上の収納棚に1つ、前の座席の下に1つ」まで。

前の座席の下のスペースはあなたのものであって、彼のものじゃないよ！

そんなに謝らなくていい！むしろ周囲に「この荷物誰の？」って聞いて恥をかかせるべき

あなたは悪くない！でも、私だったらそんなに謝らなかったと思う。

まず、「これはあなたの荷物ですか？」と聞いて、それでも何も言わなかったら、立ち上がって周囲の乗客に向かって「この荷物、誰のですか？」って大声で聞くね。そうすれば、彼も恥ずかしくなって動かすでしょ。

それでも動かさないなら、「前の座席の下に持ち主不明の荷物があります」って乗務員に伝えればいい。そこはあなたのスペースであって、彼のものじゃないからね！

航空会社によっては「相手」の方が正しくなる場合もある

これは難しい問題だね。
航空会社によっては、これと同じ状況で「相手」の方が正しくなる場合もある。

頭ごなしに相手を悪者にするのは違うと思うよ。
これまで別の航空会社で、別のルールに則ってやっていたんなら勘違いして当然だし。

こればっかりは相手を一方的に悪者にするのは違うと思う。

乗務員の指示が間違っている場合もある

荷物を置いていたのはその人の落ち度かもしれないけど、そんなに攻撃するようなことなのかな。

この前同じような状況に遭遇したけど、その時は客室乗務員が間違った指示をしていたよ。

こんな感じで、今回の相手も乗務員から間違った指示を受けていたとしたらどうする？

みんな一方的に決めつけすぎだよ。

飛行機の座席下のスペースは誰のもの？—海外の反応は？

今回は、「機内での予想外のトラブル」について、海外の方の反応を紹介しました。

多くのコメントでは、「そこはあなたのスペースだから、謝る必要はない」「フライトアテンダントを呼んで対処すればよかった」「持ち込める荷物のルールを守るべき」といった意見が目立ちました。特に、「荷物を通路に出してフライトアテンダントに渡したら、持ち主が最後に降ろされることになった」というエピソードは、因果応報だと共感を集めていました。

一方で、「航空会社によってはルールが違うこともある」「乗務員の指示が間違っている場合もある」といった、もう少し慎重に考えるべきだという意見もありました。

結局のところ、座席下のスペースは基本的に後ろの乗客のもの。しかし、機内でのマナーやルールは航空会社によって違う場合もあり、状況に応じた対応が求められるのかもしれません。

あなたなら、こうした場面でどのように対応しますか？

出典：Reddit（AITA on the plane for asking the guy seated in front of me to remove a bag from under his seat?）