多くの女性が“ザワついた”都合のいい女…男に尽くしまくる“勘違い女子”がリアルすぎる【イタい女役がどハマりの女優】

映画やドラマには、空気が読めなかったり、他の人とはズレていたりするような、見ているこっちが恥ずかしくなるキャラクターが登場することも多くあります。今回は、そんな“イタい勘違い女役”がどハマりする女優5名をセレクトしました。

本記事では、その中から岸井ゆきのさんをご紹介。岸井さんが演じた、クズ男にゾッコンのイタい勘違い女とは…？

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

全ては彼のために…岸井ゆきのの“イタい勘違い女役”がハマリすぎ！

角田光代の同名小説を監督・今泉力哉、脚本・澤井香織で映画化。

28歳の独身OL・山田テルコ（岸井ゆきの）は、田中マモル（成田凌）を好きになって以来、人生の全てをマモルに捧げていました。いつでもどこでも、マモルを優先して行動するテルコ。しかし、そんなテルコとは裏腹に、マモルはテルコを都合の良い女としか思っていませんでした。

マモルを最優先するテルコの行動を、社会の同僚や友達は冷ややかな目で見ています。そんなある日、テルコがマモルの家に泊まったことで、2人の距離は急接近。念願のカップルになれると思ったテルコは、勝手に家事などを通じてマモルに尽くし始めます。そのせいか、突然マモルからの連絡が途絶えるのでした―。

岸井ゆきのさん演じる山田テルコは、自分の全てを捧げるほど田中マモルにゾッコンの恋する乙女。まるでマモルの奴隷のような行動っぷりには、親友からも冷たい目で見られるほどです。世間の価値観とはズレた恋愛に溺れるテルコは、まさにイタ過ぎる勘違い女と言えます。

テルコはマモルに“都合の良い女”と思われているとはつゆ知らず、過剰とも言える愛をマモルに捧げ続けます。さらに、テルコはマモルと遊び過ぎて会社を無断欠勤しまくり、会社をクビになってしまうほど。テルコとマモルが抱く恋愛の温度差が、テルコの痛々しさをより強く感じさせます。

映画『愛がなんだ』では、クズ男にゾッコンなイタい女性を演じた岸井ゆきのさん。真っすぐで純粋な笑顔と、どこか闇を抱えていそうな表情を見せる岸井さんの演技力が、テルコのキャラクターにばっちりハマっていました。

映画やテレビドラマ、舞台でも活躍する岸井さんは、次作ではどのような役を演じるのか…？岸井ゆきのさんの今後の活動から目が離せません！

ライター：天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。