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「ほんと腹たつ」「恐れていた事が」心が痛む許せない“ワンシーン”に嘆きの声 朝ドラ『おむすび』

  • 2025.3.13
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『おむすび』第23週(C)NHK

橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の第23週「離れとってもつながっとうけん」第114話が、3月13日に放送された。

家族を感染から守るため、一人で暮らすことを決めた結

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『おむすび』第23週(C)NHK

結(橋本環奈)は、コロナの感染爆発で疲労困憊になっている看護師の桑原(妃海風)や森下医師(馬場徹)と話し、普段なら助かるはずの命を救えない悔しさを分かち合う。家庭の事情から休職を余儀なくされた看護師。桑原も家に帰らずにホテルで寝泊まりしていることを聞いて、結は驚く。それは基礎疾患のある家族をコロナ感染から守るため。そのことを聞いて結の脳裏に浮かんでいたのは、胃がんを経験している父・聖人(北村有起哉)の姿だった。

結は神戸の実家に帰らず、大阪の家で一人で暮らすことを決めた。花(宮崎莉里沙)や翔也(佐野勇斗)、聖人にはうつしたくないという思いからだ。電話でそのことを家族に伝える結に花が「いつまで?」と質問する。それに結は言葉を詰まらせ「しばらく」と返答。先の見えない、不安の中のコロナ禍を描いたシーンだ。SNSではリアルなコロナ描写に「覚悟のシナリオなんは言うまでもないな」「ずっと見ててよかった」「ドラマ見て、感想ツイート見て涙止まらん」といった視聴者からの称賛の声が集まっている。

医療従事者に、実際に浴びせられた「コロナまみれ」という言葉

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『おむすび』第23週(C)NHK

結は家族から離れ一人になり、誰もいない街を一人病院へ向かい、仕事に日々向き合い、帰宅したら疲れ果てて眠る、そんな日常が続いていた。そんな結のもとへ翔也が訪ねてくる。聖人が料理に精を出して、翔也からメキメキ上達していると褒められているチャーハンを差し入れとして持ってきたのだ。扉越しに伝わる家族の温もり。差し入れには「こっちは心配するな!がんばれ米田結!」という翔也からの手紙が入っていた。2人の高校時代を思い起こさせる演出だ。

一方で、花が学校でクラスメイトから酷いいじめに遭ったことも結に伝えられた。それは、母の結が病院で働いていることから、「コロナまみれだろ」「だから、お前もコロナだろうから学校来んな」と言われたというのだ。翔也は花に「そんなやつのこと気にすんな。ママは病院で困ってる人を助けるために一生懸命頑張ってんだ。だからママを誇りに思え」と伝えている。

SNSのトレンドには「コロナまみれ」がランク入り。「今、聞いてもひどい言葉」「医療従事者の子どもらがいじめられるのって ほんと腹たつよな」「実際有ったよね、こういう虐め」「大人の間でもありました」「あぁ、恐れていた事が……」といったコロナ禍を振り返る意見が集まっている。

NHK 連続テレビ小説『おむすび』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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