橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の第23週「離れとってもつながっとうけん」第112話が、3月11日に放送された。
誰もが経験した“リモートあるある”
コロナ感染の広がりで管理栄養士の結(橋本環奈)たちも一般病棟患者への接触を減らすことが求められ、食事指導は週一になってしまう。結は帰宅後、「うち、会話しながら、患者さんの状態を確認していくやり方やけん、話せんの結構つらい」と聖人(北村有起哉)や翔也(佐野勇斗)につらさを吐露する。
そんな中、佳代(宮崎美子)の様子を見に糸島に行っている愛子(麻生久美子)からリモート通話をしようという誘いが来る。聖人は「リモート」という単語から、ハワイの背景画面まで全ての理解が追いついていない。2人は互いを「愛子さん」「佳代さん」と呼ぶほどに、すっかり仲良くなっていた。聖人は「愛子、ありがとう」と離れて暮らす妻に感謝を伝えようとするが、電波が悪く相手の画面がフリーズ。もう一度聖人が話し出すも、またフリーズという、“リモートあるある”が描かれた。
コロナ禍を経て、誰もが経験しているこのあるあるに、SNSでは「大事なとこでフリーズしちゃうの、リモートあるある」「こういうフリーズはよくあった」「笑いの匙加減が本当好き」「本当に細やかなドラマだよ」といったコメントが寄せられている。
また、マスクに合うコーディネートを考えるようすぐに切り替える歩(仲里依紗)や、病院の従事者たちがしっかりとマスクをつけるよう指導されているシーンに対しても「戦場だな」「大変なんだなって凄く伝わったよ」「カラーマスク懐かしいよね」という声があがった。
医療従事者の視点から描かれるコロナ禍
病院では緊急以外の手術ができなくなり、森下(馬場徹)と桑原(妃海風)はコロナエリアの担当に任命された。放送ではガウン、マスクN95、ゴーグル、キャップ、手袋といった厳重な感染症防護服を説明。コロナ患者の受け入れが始まり、まさしく戦場のような状況だ。
病棟の一部のフロアを感染専用区域と定め、徹底した感染症対策が施されている。陽性スペースをレッドゾーン、医療スタッフが防護服の脱衣を行う場所をイエローゾーン、それ以外をグリーンゾーン、ゾーニングと呼ばれる区分け作業の上で、感染エリアへの配膳はイエローゾーンを介して行われる。
医療従事者の視点から見たコロナ禍の描写に、SNSでは「緊張感を思い出す」「仕方ないけど息苦しかったよね」「大変だった」「皆辛かったよね」「コロナ禍の話、結構重たいな」といった5年前を振り返る視聴者の声が溢れている。
NHK 連続テレビ小説『おむすび』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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