大人が意外と計算できない「23×101」→暗算できる？

皆さんの身近に、二桁×三桁をパッと計算できる方はいますか？工夫して計算する方法を知らない限り、ほとんどの方が筆算で計算してしまうかもしれません。

そこで、今回の問題を通して、この難しい計算問題をパッとできるようになってしまいましょう。慣れてくるととても簡単に計算できるようになりますよ。

問題

次の計算をしなさい。
23×101

筆算はせず、工夫して暗算してみてください！ 100を二つの数に分けて計算するのがポイントですよ。

この問題の答えは「2323」です。

難しい計算のように感じるかもしれませんが、ある法則を使うと、とても簡単に計算できるようになります。

このような掛け算で使用すると良いのは、分配法則です。

＜分配法則＞
(a+b)×c=a×c+b×c

この分配法則を利用するためには、101を二数の足し算か、引き算の形に変形する必要があります。どんな数に分けると良いか一瞬で分かれば、数学的センスが高いかもしれません。

今回は、あとで掛け算をすることを踏まえて、掛け算しやすいキリの良い数を作ることを目標とします。
つまり、「101=100+1」として分配法則を使っていきましょう。

23×101
=23×(100+1)
=23×100+23×1
=2300+23
=2323

100も1も掛け算を楽にできる数なので、かなり簡単に答えを求めることができましたね。

分配法則を使うために、101を二数に分けることで簡単に計算することができました。

どの数に分けると計算しやすいかを意識することで、数学的センスは磨かれていきます。他の問題にもチャレンジして、少しずつ慣れていきましょう！

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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