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これどうやって計算するか覚えてる?「4/9+3/4」→正しく計算できる?

  • 2025.2.16
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今回は懐かしい計算問題に挑戦してみましょう。小学校で習った計算ですが、過程が多いので当時は難しく感じていた方も多いのではないでしょうか。

しかし、大人になった今では計算方法さえ覚えていれば、スラスラ解けるようになっているかもしれません。計算力を試してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
4/9+3/4

分数の足し算や引き算は、分母が異なる場合は注意しなければいけませんでしたね。

解説

この問題の答えは「43/36」です。

分数の足し算は、分母がそれぞれ同じ数に揃っていないと計算できませんでした。

<分数の足し算の計算方法>
・分母を揃える。
・分子のみ足し算を行う。
・最後に約分をできるなら約分する。

この問題はこのままでは計算が進みませんので、分母を揃える「通分」という作業が必要です。

<通分の方法>
・それぞれの分数の分母の最小公倍数を見つける。
・分母を最小公倍数にするために掛けた数を、分子にも掛ける。

まずは、それぞれの分母である9と4の最小公倍数を見つけなければいけませんね。9の倍数の中で、4の倍数と共通している数を確認していきましょう。

9×1=9
9×2=18
9×3=27
9×4=36

ここで、4の段にも4×9=36が登場するので、36が最小公倍数だと分かりました。分母を36にするために掛けた数を分子にも掛けて通分を完了させましょう。

  4/9
=(4×4)/(9×4)
=16/36

  3/4
=(3×9)/(4×9)
=27/36

これで計算が進みますね。

あとは分数の足し算の計算方法に則って、答えを出していきましょう。

  4/9+3/4
=16/36+27/36
=43/36

約分できないので、これで計算は完了です。

まとめ

分数の足し算や引き算では、分母が揃っていなければいけませんでした。そこで、通分をして計算できるようにしました。

通分の最も重要なポイントは、分子にも分母と同じ数を掛けることです。分母だけに数を掛けてしまう間違え方が多いので、ご注意ください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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