式をよく見れば実は簡単！「6×0+2÷2+1」→正しく計算できる？

長い計算の場合は、すぐに計算を始めるのではなく、全体を確認してから計算を始めましょう。特に「0」が含まれているときは、計算が簡単になることがあります。

今回は「0」を含む計算問題に挑戦し、正しく理解できているかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
6×0+2÷2+1

ポイントは計算の順序です。

どのような順で計算するか気をつけましょう。

解説

今回の問題の答えは「2」です。

途中の計算式は次のようになります。

  6×0+2÷2+1
=0+1+1
=2

四則演算が混じった計算は、次の順に計算しなければなりません。

（1）掛け算・割り算の計算
（2）足し算・引き算の計算

今回の問題では、「6×0」と「2÷2」が優先して計算する部分です。

6×0=0
2÷2=1

掛け算・割り算を優先して計算すると、残りの式は「0+1+1」です。

したがって、今回の問題の答えは「2」となります。

今回のような四則演算が混じった計算では、優先して計算すべき部分にカッコをつけると、より分かりやすくなることがあります。

(6×0)+(2÷2)+1

カッコをつけても計算の順序は変わっていません。

「6×0」や「2÷2」の部分が強調され、実質計算するのは「1+1」だけであることが分かりやすくなりました。

このように式全体を見て、不要な部分を先に考えると、簡単に計算ができるようになりますね。

まとめ

「0を含む計算」は、途中式が簡単になることがあります。式全体をはじめに確認し、どの部分を優先するかを考えましょう。

ぜひ他の問題にも挑戦してみてください！

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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