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暗算のテクニック知ってる?!「3729+1997」→工夫して計算して!

  • 2025.3.6
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足し算は小学校の低学年でも学習するので、簡単だと思われるかもしれません。しかし、桁が大きくなって、繰り上がりが必要になるだけで、計算ミスの可能性が大きくなってしまいます。

そこでこの記事では、繰り上がりのある足し算を簡単にするテクニックを紹介します。計算が苦手な方は、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
3729+1997

「四桁の数+四桁の数」の計算です。

まずは電卓を使わずに、自分自身で正しい答えを出せるか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「5726です。

今回の計算の場合、「1997」が1000の倍数より少し小さい数となっています。
(1997は、2000より3小さい)

このようなときに使える計算テクニックを紹介します。

1997は2000より3小さいので、

(1)3729と2000を足す(3729+2000=5729)
(2)5729から3を引く(5729−3= 5726)

繰り上がりの計算がなくなったことで、暗算しやすくなりました。

このように、足す数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を足しましょう。

そして、そのあとで余分に足した数を引いて調整すれば、繰り上がりの計算をせずに答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

  3729+1997
=3729+(2000−3)
=3729+2000−3
=5729−3
=5726

まず、「1997」を「2000−3」と考えています。その後、カッコを外して計算の順序を工夫しています。

慣れると暗算でも計算できるでしょう。

まとめ

繰り上がりのある足し算を工夫して計算する方法を紹介しました。計算しやすいキリのいい数を作れないかを考えるのがポイントです。

練習をすれば、日常でも活用できるようになるかもしれませんよ。ぜひ、他の問題にもチャレンジして、練習してみましょう! 

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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