小数点の計算どうやるか覚えてる？「4.5×0.4」→正しく計算できる？

大人であれば誰でも、小学生の問題を簡単に計算できるわけではありません。大人になって計算の習慣がなくなると、簡単な計算問題でも難しく感じてしまうかもしれませんよ。

今回の問題も小学生レベルではありますが、すぐに計算できるでしょうか？

問題

次の計算をしなさい。
4.5×0.4

正解は、「1.8」です。

小数点をどこに付けたらよいのか、迷ってしまった人もいるかもしれませんね。

小数×小数の計算の計算方法を、次の「ポイント」で確認しておきましょう。

小数×小数の計算では、「答えの小数点以下の桁数=掛けられる数と掛ける数の小数点以下の桁数の合計」となるように、小数点を付けることがポイントになります。

言葉で説明してもなかなか分かりにくいので、実際に問題を計算しながら小数点の付け方を確認していきましょう。

最初に、小数点を無視して掛け算を行います。今回の問題は「4.5×0.4」なので、45×4にして計算します。

45×4
=180

次に、この答えに小数点をつけます。「答えの小数点以下の桁数=掛けられる数と掛ける数の小数点以下の桁数の合計」となるように小数点を打つので、掛けられる数と掛ける数の小数点以下の桁数を数えましょう。

4.5（掛けられる数）→小数点以下の桁数は一桁
0.4（掛ける数）→小数点以下の桁数は一桁

よって、小数点以下の桁数の合計は「一桁+一桁=二桁」となります。

最初に計算した180の答えに、小数点以下の桁数が二桁になるよう小数点を打つと、1.80です。

なお、小数点以下に現れる最後の0は省略するので、答えは1.8となります。

今回復習した小数×小数の計算ルールをまとめると、以下のようになります。

1.小数点を無視して整数として掛け算する
2.掛けられる数と掛ける数の小数点以下の桁数を合計する
3.小数点以下が2の答えの桁数になるように、1の答えに小数点を付ける
（小数点以下の最後の数が0になった場合は省略する）

これで、自信をもって小数の掛け算ができるはずです。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

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