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どうやって計算するか覚えてる?「119÷119÷119」→5秒でチャレンジ!

  • 2025.2.17
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ぱっと見て難しそうな計算問題は、すぐにチャレンジするのをあきらめてしまっていませんか?

しかし、難しそうな問題が本当に難しいとは限りません。特に短い制限時間付きの問題は、簡単に計算できる方法が用意されているものです。

今回の問題もそのうちの一つです。ぜひ、挑戦してみてください。

問題

次の計算をしてください。
119÷119÷119

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「1/119」です。

答えは分数になっていますね。

この問題は、小数で答えを出そうとすると制限時間内に計算が終わらない問題だったのです。

次の「ポイント」で、割り算の答えを分数で出す方法について確認しておきましょう。

ポイント

この問題のポイントは、割り算の答えを「割られる数/割る数」の分数で表すことです。

今回の式の冒頭の割り算は簡単です。同じ数どうしの割り算なので、答えは1になるとすぐ分かりますね。

119÷119÷119
=1÷119

問題は、1÷119です。1÷119は割り切れる割り算ではありません。もし、小数で答えを出そうとしようとすると、次のような形になり、延々と計算が続きます。

1÷119=0.00840336.....

この計算に付き合っていると、あっという間に5秒は過ぎ去ってしまうでしょう。制限時間が短い以上、他の方法で答えを出す必要があると考えてください。

ここで「割り算の答えを分数で出す」という発想にたどり着けたら、正解は目前です。

割り算は、割られる数/割る数という分数で答えることもできます。

例えば、1÷5の答えは1/5と表せます。1÷5の小数での答えは0.2ですが、0.2を分数にすると2/10=1/5ですから、1/5も0.2も1÷5の答えを表した同じ数だと分かります。

さて、今回の問題に戻りましょう。

1÷119の答えを小数で出そうとすると割り切れませんが、分数で出すならばすぐに1/119が答えだと分かります。

119÷119÷119
=1÷119
=1/119

制限時間の短い割り算を見かけたら、答えを分数で出すことを考えてみましょう。

まとめ

今回は、割り切れない割り算の答えを分数で出す方法について紹介しました。

割り算はいつでも割り切れるわけではありません。割り切れない割り算の答えは、四捨五入して概数にしたり、余りを出したりして求めるパターンもあります。

ただし、その場合はどんな答え方をしたらよいのか、問題文に指示があるはずです。今回の問題のように答えの形式が指定されていない場合は、分数を使うとスピーディーに解答できますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


もう一問挑戦!

これどうやって計算するか覚えてる?「7÷7÷7」→正しく計算できる?
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