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実写映画史に残る衝撃作…賛否両論を巻き起こした作品の魅力と違和感のワケ【様々な声があった実写化作品】

  • 2025.2.18

アニメの実写化は作品に臨場感やリアリティをもたらし、アニメとはまた違った面白さを味わえるのが魅力です。一方で、予算や尺などの都合で原作とは異なる設定や描写で制作されるケースがあり、一部ファンから辛口の声が上がることも。今回は、そんな様々な声があった実写化作品を5選まとめました。

本記事ではその中から、伊崎央登さん主演の映画『デビルマン』をご紹介。数々のレビューサイトで様々な声があった理由とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

悪魔となった人間の孤独な闘い…!“様々な声があった実写化作品”映画『デビルマン』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『デビルマン』
  • 公開日:2004年10月9日

あらすじ

永井豪原作の名作コミックを監督・那須博之、脚本・那須真知子で実写映画化。コミックスは全5巻と少なめでありながら、累計発行部数は5,000万部を超える大人気作品です。

主人公・不動明(伊崎央登)は両親を事故で亡くし、幼馴染であるよしみから牧村美樹(酒井彩名)の家に引き取られて暮らしていました。そんなある日、親友の飛鳥了(伊崎右典)に連れられ、了の家の地下室を訪れます。そこで明の目に飛び込んできたものは、なんと怪物・デーモンに寄生された了の父親の姿でした。

予想外の光景に衝撃を受ける明。しかし、その後デーモン族のアモンと融合することになった明は、おぞましい姿と力を持つデビルマンへと変身してしまいます。強靭な意志で、なんとか人間の心は保つことができた明。ところが、デビルマンとなった明にデーモン族の魔の手が迫ります―。

高額な制作費だけど…映画『デビルマン』ファンから様々な声があった理由とは?

映画『デビルマン』は、邦画のなかでは高額である約10億円の製作費が投じられたのだとか。作中では多くのシーンでCGが用いられており、高額な製作費を投じただけありデビルマンの迫力は見張るものがあります。

しかし、アクションシーンのCGはやや迫力に欠けるとの声も一部あるようです。公開当時(2004年)のCG技術を考えればハイクオリティですが、現在のCG技術と比べるとギャップがあるのかもしれません。

また、主人公をはじめとしたメインキャストは経験の少ない若手俳優が多いため、やや感情移入しづらいとの声もあったようです。

様々な声はあれど、定期的にリピートしてしまう“伝説の実写作品”!

アクションCGや演技などの要素で、一部ファンから様々な声が上がった『デビルマン』。原作ファンや目の肥えた映画ファンにとっては、ツッコミどころが多い実写作品なのかもしれません。

一方で、「定期的に見たくなる」「飽きない映画」「アクションもスゴい!」と同作を絶賛しているファンも数多くいます。

実写版「デビルマン」 なんだかんだ言いながら定期的に見なおしたくなっちゃう!
実写デビルマンはある意味いい映画だからね。 俺は毎年映画初めはデビルマンにしてるし、もろちん来年の映画初めもデビルマンよ。
今のところ 実写デビルマンめちゃ面白いんだが。主人公もそこまで下手じゃないし美形でええやん。つか、牧村パパ(宇崎竜童)渋すぎやしけっこうアクションもスゴい!
伝説の映画 「実写版デビルマン」観たよ。ホントにすごかった。

上記のコメントからも、公開から時間が経っても映画『デビルマン』の根強い人気が伺えますね!

まだ映画『デビルマン』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『デビルマン』に興味を持っていただけた方は、ぜひ“伝説の実写化映画”である本作をチェックしてみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。