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イギリス大舞台に挑戦した『LE SSERAFIM』 舞台裏に見る“葛藤”「自分たちにしかわからないかも」

  • 2025.2.6

グローバルガールズグループ『LE SSERAFIM』が、2024年MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード(EMAs)出演を前に、入念なリハーサルに取り組んだ。世界的な音楽アワードでの初パフォーマンスは、彼女たちのグローバルな活動の新たなマイルストーンとなる瞬間だ。

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(C)SANKEI

期待と緊張を抱え、イギリスの地に降り立つ

イギリスでの初パフォーマンスとなる今回は、前日に到着するとすぐに練習へ向かい、ホテルに戻った時にはすでに遅い時間となっていた。疲れた体を休めるため、シャワーを浴びてすぐに就寝するメンバーや、部屋の明かりをつけたまま眠ってしまうメンバーもいた。

サクラはリハーサル会場へ向かう道中で見た景色に心を奪われ、「大きな都市ではないから、建物がとても綺麗で、散歩したくなる。人も多くなくて雰囲気が良い」と語り、ハリー・ポッターの世界のような街並みに魅了されていた。初のヨーロッパという大舞台、そして世界的なミュージックアワードへの出演に向けた期待と緊張が、彼女たちから感じられた。

真剣な眼差しと緊張感のある表情…EMAsの現場リハーサル

彼女たちはまず『CRAZY』のパフォーマンスの確認作業から開始。現地ダンスチームとの初顔合わせとなったが、すぐに息の合った動きを見せた。

実際のステージセットで行われた練習では、ヨーロッパでの初めてのステージということもあり、ポジションや動線、細かな動きなどをカメラチェックで細部まで確認。その真剣な眼差しと緊張感のある表情からは、完璧なステージを作り上げようとする強い意志が感じられた。

その後、広大な競技場のような空間に場所を移し、より詳細な練習が行われた。特に印象的だったのは、ステージの階段を活用した振り付けの練習風景だ。

彼女たちは撮影された映像をチェックしながら「手の動きが少し速いかも」など、細部にまでこだわった意見を出し合っていた。一般的な観客には気づかれないレベルの調整だが、このような完璧を追求する姿勢こそが、彼女たちの世界的な成功の秘訣なのかもしれない。

そして、細部にまでこだわった振り付けを調整しながら「これは自分たちにしかわからないことかもしれない」「でも気にしすぎてもだめだよ」と葛藤する姿からは、より良いものを届けようというプロフェッショナルとしての誇りも感じられた。

ダンスチームとの和やかな交流に心温まる

現地ダンスチームとの交流も、このリハーサルの大きな特徴だった。ダンサーたちは圧倒的な熱量でLE SSERAFIMのパフォーマンスをサポート。その姿に感銘を受けたカズハは「ダンサーの方々のポジティブなエネルギーのおかげで、より良いステージができそう」と手応えを語った。この発言からは、異なる文化背景を持つダンサーたちとの化学反応に、新鮮な刺激を感じている様子が伝わってくる。

ダンスチームからジャファケーキやペンギンなどイギリスの伝統的なスナックが差し入れされ、和やかな雰囲気の中でショート動画の撮影も行われるといった心温まる場面もあった。その際、彼女たちは『LE SSERAFIM』の掛け声にイギリスらしさを加えようと、現地のダンサーたちに意見を求めるなど、現地の文化を積極的に取り入れようとする柔軟な姿勢も印象的だった。

完璧を追求する細部へのこだわりに感動

この動画を見た視聴者は、彼女らが葛藤しながらも一切手を抜くことなくステージを作り上げていく姿を賞賛する声が上がっていた。

ルセラはこうやって常に準備してるから最高のステージを出来るんだな。
このステージ本当にレジェンドだった。 現地の人にもルセラの良さが広まったんじゃないかな。

細部へのこだわりと現地スタッフとの温かい交流を経て、本番に挑んだLE SSERAFIM。彼女らの真摯な向き合い方からは、EMAsでの歴史的なパフォーマンスの裏側の努力が感じられた。今後もLE SSERAFIMの活躍から目が離せない。

※記事内の情報は執筆時点の情報です。