TWICE ミナ「すごく悩んでしんどかった」人気に潜む不安を吐露　リアルな“家族との関係性”も明らかに

国内外で絶大な人気を誇る9人組多国籍ガールズグループTWICE（トゥワイス）。その日本人メンバー3人で構成されたサブユニットMISAMOが、初のドキュメンタリー「ONCE MORE」をTWICE JAPAN OFFICIAL YouTube Channelにて公開中。

彼女たちの2nd MINI ALBUM『HAUTE COUTURE』のリリースを記念して公開されたこのドキュメンタリー「ONCE MORE」のEpisode 3である「Mo」の中で語られたメンバーとの絆と家族愛に溢れるエピソード。普段あまり語られることのない３人の素顔が垣間見えるものであった。

アーティストとしての覚悟、そして素顔を見せることへの決意

「これ私？って思うことも多々あります」と語るミナ。素の自分とアーティストとしての自分の狭間で、不思議な気持ちになることがあるという。「もっと明るくないといけないとか、そういう部分ですごく悩んでしんどかった時期もある」と、自分をどのように見せていくべきか、という不安を抱えた過去を告白。サナも、「自分らしさが一瞬わかんなくなっちゃう時期って多分、誰でもあるんで、アーティスト以外も」と、同じような不安を感じたことはあるし、アーティストでなくとも誰しもが通る道である、と自身の考えを示す。

一方で、「他の誰かに置き換えられるようなアーティストにはなりたくない」「ありのままの私を見てもらいたいっていうのが一番やっぱり大きくて」とも語るサナ。モモも、「自分らしさだったりとか自分自身を表現しながら、たくさんの方々に影響を与えたりとか元気を与えたりするのがアーティストかな、って私は思っています」と、自身の思い浮かべるアーティスト像を明らかにする。

人に見られ、評価され、自分ではなく見ている人が作り上げていってしまう自分に少し戸惑う感覚なのだろうか。しかし、最終的には“飾らない素の自分をも表現することでアイデンティティを示し、ファンに喜んでもらう”という結論に至るところに、メンバーのそれぞれが世界中から人気を獲得するMISAMOの強さがある、と納得した。

一緒にいられなかったからこそ深く繋がる家族との絆

取材内容は、家族との関係性の話に。

実家に帰った際は、できるだけ家で食事をするようにしているというミナ。日本での仕事の際は、たとえ1日でも、少しの時間でも、夕方だけでも家族に会いに行くというサナ。家族に会うと、よく美味しい寿司屋に行くというモモ。３人のぞれぞれの言葉からは、限られた時間を大切にする気持ちが伝わってくる。

モモは「一番一緒にいないといけない時期に、一緒にいられなかった」という、夢を追うことの裏側にある寂しさや複雑な思いを抱えながらも、特別な絆で結ばれている家族との関係が垣間見えた瞬間であった。

彼女らの家族はいつもどこにいても応援に駆けつけ、ライブパフォーマンスを見守っているという。コンサート前に居場所を示す図面付きのメッセージが届くという心温まるモモの家族のエピソードも。以前は家族と一緒にコンサートに行く立場だった自分が、今ではコンサートを見せてあげられる立場となり、それが親子の関係として素敵だと語るサナ。その言葉には、誇らしさと感謝の気持ちが込められているように聞こえる。

京都の田舎から大阪のダンススクールまで、毎日1時間半かけて通っていたモモ。「レッスンの後も1時間半かけて終電で帰っていました」という過酷な日々を支えたのは、送り迎えをしてくれた母の存在だった。「母も送り迎えで大変だったと言っていますが、本当に私のためにたくさんのことをしてくれました」と、当時を振り返る。今では「友達のような関係」という母娘の絆は、共に乗り越えてきた時間があってこそのものだ。

関西出身の3人にとって、大阪での公演には特別な意味が込められている。故郷で家族に成長した姿を見せられる機会であり、共に歩んできた道のりの一つの証でもあるのだ。ドキュメンタリー内では実際の公演の様子も最後に少しだけ見ることができるが、この公演までにどのような道のりや思い、そして努力があったのかがしっかりと伝わってくる作品だった。

MISAMOの葛藤や努力に、ファンも声援

動画のコメント欄には、このドキュメンタリーを観たファンからの温かいコメントが多数。

未知の世界に入って若い頃からたくさん努力して、私たちには想像もつかないような辛いことや嬉しいことも経験してきたからこその強さなんだろうなと感じた

いつまでも驕らず努力し続ける、家族に愛されてるMISAMO（TWICEのみんなも）をこれからもずっと応援しています

家族との絆とともに歩んできた彼女らの葛藤や努力は、ファンにももれなく届いているのだと感じる。これからも、アーティストとして、そして愛する家族の誇りとして、さらなる飛躍が期待しておきたい。

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