この式を簡単な形にして！「9÷7」→正しく計算できる？

足し算・引き算・掛け算・割り算の中でも、一番難しいと感じるのは割り算だという人は多いかもしれません。その理由は、割り切れずにあまりが出る場合があるからでしょうか。

今回は、割り切れない場合にどうするべきかを復習していきましょう。

問題

次の割り算を簡単にしなさい。
9÷7

今回の問題のポイントは、問題文が「簡単にしなさい」であるところです。

この問題の答えは「9/7」です。

割り算の計算問題のはずが、答えは分数になっていますね。どうしてそうなるのか、割り算と分数の関係について振り返りましょう。

＜割り算と分数の関係＞
・○÷■=○/■
※■は0でない数とする。

この関係を利用することで、複雑な計算になりそうな割り算を「簡単な形」に表すことができます。「÷」の前（割られる数）が分子、後ろ（割る数）が分母になるように分数を作ることを意識してください。

ここでもし、分母と分子を間違えてしまうと、間違った答えになってしまうので注意しましょう。

9÷7はそのまま計算すると、「1.285714...」と答えが割り切れません。

そういった場合、問題文に特に指定がない場合は分数で答えを出すことができます。

9÷7
＝9/7

最後に約分ができないかチェックを忘れずにしましょう。

割り切れない割り算は分数にすることで簡単な形に表すことができました。割られる数を分子に、割る数を分母に置くことで、割り算を分数にすることができます。

あとは、「約分できる場合は約分する」という分数のルールも、必ず確認するようにしてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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