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5秒でできたらすごいかも!「912−695」→暗算できる?

  • 2025.2.8
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引き算は桁が多くなったり、繰り下がりがあったりすると、計算ミスをしてしまいやすくなります。

この記事では、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。練習をすれば暗算でも答えを出すことができるようになりますよ!

問題

次の計算をしなさい。
912−695

「三桁の数−三桁の数」の計算です。

まずは自分自身で正しい答えを出せるか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「217」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)912から700を引く(912−700=212)
(2)212に5を足す(212+5=217)

元の計算は、「695を引く」という計算でしたが、「700を引く」「5を足す」という計算になりました。同じ引き算でも「700」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなりましたね。

そのあとの「5を足す」というのは、本来695を引くところで700を引いているので、引きすぎた5を戻しています。

このように、引く数が100の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう。そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができますね。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

  912−695
=912−(700−5)
=912−700+5
=212+5
=217

まず、「695」を「700−5」にしています。そのあと、カッコを外して「700を引き、5を足す」としました。

カッコを外す前は「−(700−5)」ですが、カッコを外したことによって「−700+5」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

計算の工夫のポイントは「キリのいい数」を作ることです。慣れると暗算でも計算が可能になりますよ。

地道に繰り返し練習をすることで、計算を得意にしていきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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