二桁の数が並ぶ計算式は、一見すると難しく感じるかもしれません。特に掛け算や割り算が多いと、計算が難しく感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、少しの工夫をするだけで暗算で答えを求められるようになります。この記事の問題に挑戦し、正しい理解ができているかを確認してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
33+33×33÷33÷33
まずは、自分自身で計算をしてみましょう。正しい答えを出すことができるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「34」です。
途中の計算式は次のようになります。
33+33×33÷33÷33
=33+1
=34
計算のポイントを順に解説していきます。
まず、四則演算が混ざった計算では、次の順で計算をします。
(1)掛け算・割り算
(2)足し算・引き算
つまり、今回の問題では「33×33÷33÷33」の部分から計算をします。
この部分を前から順に計算すると、とても大変そうです。
そこで、割り算を掛け算に変換して考えてみましょう。
33×33÷33÷33
=33×33×(1/33)×(1/33)
「÷33」を「×(1/33)」に変換しました。
これによって「33」と「1/33」は約分が可能になり、約分をすると「1」になります。それぞれ2つずつあるので、この部分の計算結果は「1」となります。
これによって、元の計算式は「33+1」となり、答えは「34」となります。
掛け算・割り算が続いていましたが、同じ数どうしの計算なので「1」になるというのがポイントです。
まとめ
今回のような問題も、慣れると暗算での計算が簡単になるでしょう。繰り返し計算練習を行いましょう!
引き続き計算練習をしたい方は、当メディアの類似問題にも挑戦してみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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