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どこから計算するのが正解?「22−22÷2+21」→正しく計算できる?

  • 2025.2.10
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複数の四則演算が含まれている式を見たとき、どこからどう計算を進めていけばよいのか、すぐに判断できるでしょうか? 計算の順序には決まったルールがあり、このルールから外れると、答えが大きくずれてしまうこともあります。

さて、今回の問題、あなたは正しく計算できるでしょうか?

問題

次の計算をしなさい。
22−22÷2+21

解答

正解は、「32」です。

思った答えと違っていた、という人は、計算の順序を見直してみましょう。

次の「ポイント」では、正しい計算過程を解説しています。計算順序のルールを確認したい人は、ぜひご覧ください。

ポイント

今回の問題のポイントは、「割り算→引き算→足し算の順に計算すること」です。

まずは、計算順序のルールを確認しておきましょう。

<計算順序のルール>
次の順番で計算します。

1.カッコの中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から順に計算します。

では、今回の問題を改めてみてみましょう。

22−22÷2+21

引き算、割り算、足し算の順に並んでいて、カッコは含まれていません。よって、ルールに従い、最初は割り算から計算します。

  22−22÷2+21
=22−11+21

次に計算すべきは、引き算、足し算のどちらでしょうか。

ルール上、引き算と足し算の優先順位は同じです。

<引き算を先にした場合>
  22−11+21
=11+21
=32

ここで、計算順序のルールの最後に書かれている「同じ優先順位の計算がある場合は、左から順に計算します」という部分に注目してください。

この式では、引き算のほうが左にあるので、足し算より優先して計算すべきだと分かります。

よって正解は、「32」になります。

まとめ

今回の問題で、計算順序のルールの復習ができましたか?

掛け算と割り算は、足し算と引き算より先に計算する。これは、計算順序のルールの基本です。あわせて、同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算するというルールも覚えておきましょう。

たくさんの問題にチャレンジする中で、これらのルールは自然と身についていくものです。ぜひ、類問にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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