通勤や通学など日常的に使うことも多い「路線バス」。運賃が後払いのバスは、降車するときに運転手さんの横を通ります。その際、感謝を伝える方もいれば、支払い後すぐに降車する方もいるようです。
SNSで「降車時にありがとうと言ってくれる客は全体の1割」というバスの運転手さんの投稿が話題になっています。
そこで今回は、前方のドアから降車する場合、バスを降りる時「ありがとうございます」と言うかどうかアンケートをとりました。
バスを降りる時「ありがとうございます」と言いますか?
全300件(有効票)から寄せられたアンケートの結果はこちらです!
バスを降りる時「ありがとうございます」と言うかどうかについて、今回は、
- 「言う」派:210票
- 「何も言わない」派:36票
- 「会釈だけする」派:54票
と「ありがとうございますと言う」派が大多数という結果になりました。
寄せられた意見を紹介します。
「ありがとうございます」と言う派の意見
お互い気持ちがいいから
ありがとうの言葉を伝えて嫌な思いをする人はいないと思います。伝えなくても良いかとは思いますが、伝えたほうがお互い気持ち良いと思います。
(30代女性・英会話講師)
子どものころからの習慣でいつも言っています。運転手さんも「ありがとうございます」と返してくれているので、すがすがしい気分でその後の時を過ごせます。
(50代男性・アルバイト・東京都)
マナーだから
一般的なマナーだと思っていて、降りるときは必ずお礼を言う習慣が身についているから。
(20代女性・ライター・関東地方)
子どもの頃から言っていたので、くせになっていて自然と言っています。当たり前のマナーです。
(40代女性・主婦・北海道)
無事に到着したお礼の気持ち
安全運転で、無事に目的地まで届けてくれたことに感謝してお礼を言う。運転手さんもうれしそうに言葉を返してくれると、良い気持ちになる。
(30代女性・主婦・千葉県)
安全に目的地まで運んでくれた事への感謝の気持ちを伝えるために「ありがとうございます」と毎回言うようにしています。
(40代男性・会社員・大阪府)
無言だと感じが悪いから
無言で通り過ぎるのも無視しているように感じるし、相手も言われて悪い気はしないと思うから。
(50代女性・会社員・東京都)
小さい頃から言っているので癖になっている。たぶん母が言っていたので言うようになったのだと思う。無言で降りると感じ悪いような気がしてしまう。
(30代女性・パート・千葉県)
周囲が言っているのを見て…
学生のとき友人が言っていたのをきっかけに自分もし始めたのがきっかけ。
田舎だったので、ドライバーも「ありがとう」と笑顔で返してくれる優しい方だったので習慣化したと思う。
(30代女性・専業主婦・北海道)
学生の頃みんな言って降りていたので言っていたら、それが言って当たり前のことだなって思い始めて、それからずっと言っています。
(20代女性・パート・千葉県)
「ありがとうございます」と言う派の意見として、「お互いに気持ちがいい」「マナー」「無事に到着したから」という意見が寄せられました。
「親や友人が言っているのを見て、言う習慣がついた」という方も。
会釈だけする派の意見
声に出すのが恥ずかしいから…
ありがとうございますと言葉に出している人はほとんどいなくて、恥ずかしいけれど、お礼を伝えることはしたいなと思うので、会釈にしている。
(20代男性・関東地方)
声に出して感謝したい気持ちはありますが、車内が静かなので声を出しにくくて会釈だけしています。
(30代女性・会社員・東京都)
習慣になっているから
感謝の気持ちを示すマナーとして習慣化しているし、会釈だけの方が降車する次の人に迷惑が掛からないから。
(40代男性・会社員・東京都)
習慣的に頭を下げていますが、他にもお客さんがいたり眠っている赤ちゃんがいたりと状況はさまざまなので声に出すことはありません。最近はありませんが、最終バスで他にお客さんがいない時は「ありがとうごさいました」と言ってました。
(60代女性・主婦・東京都)
声をかけると邪魔になるかと思って
運転手さんが他の作業に集中している可能性があるので、声掛けは邪魔になるかなと思って会釈だけにしている。
(40代・アルバイト・福岡県)
ありがとうの気持ちは伝えたいけど、声をかけると運転手さんも挨拶を返さないといけないのが面倒かなと思い、会釈だけにしています。
(40代女性・会社員・東京都)
会釈だけする派の意見として、お礼を「声に出すのが恥ずかしい」という意見が多く寄せられました。後ろの方への影響を考え、会釈だけにしているとの声も。
何も言わない派の意見
必要ないから
バスの運転手も仕事でやっているため、わざわざ挨拶をする必要がないと思うし、逆に迷惑かなとも思ってしまう。
(60代男性・会社員・神奈川県)
何も言わず何もしません。マナーではないと思いますので、むしろ言うことに違和感を覚えます。
(40代男性・会社員)
客が言うことではないと思っている
子ども時代は小人料金だったので言っていたが、おとなになって大人料金を払ってからは言っていない。乗車にかかる料金をきちんと支払っているし、運転手はその料金に対して運行しているのだから、お互い仕事と割り切って接すればいいと思っている。
(50代男性・自営業・富山県)
自分もお客さんありきの仕事をしていますが、仕事でしているので感謝されることもないと思うし、むしろお客さんに利用していただいているので、ありがとうと言うのは逆なのかなと思います。
(60代男性・アルバイト・静岡県)
早く降りたほうがいいから
できるだけ急いで降りないといけないという意識があるため、お礼や会釈をするという発想にならないため。
(30代男性・フリーランス・神奈川県)
感謝の言葉を言いたくないわけではないのですが、後ろに降りる人が待っていることが多いので、挨拶をするまでのことはないかなと思っているからです。
(50代男性・会社員・北陸地方)
恥ずかしい
周りの乗客がいる中で「ありがとうございます」と言うのは恥ずかしい。感謝の思いはあるけれど。
(40代男性・自営業・東京都)
いつも利用する路線バスでは、小学生くらいの子どもは「ありがとう」と言っていますが、大人でお礼を言う人は見かけないため言ったことはありません。少し恥ずかしい気持ちになってしまいます。
(30代女性・会社員・東京都)
何も言わない派の意見として「必要ないから」という意見が寄せられました。また、到着したらバスから「早く降りたほうがいい」と考える方もいるようです。
「ありがとうございます」が励みに
今回のアンケートでは、バスの運転手さんに「ありがとうございます」と言う派が多い結果になりました。理由として「お互いに気持ちがいい」「マナー」「無事に到着したから」といった意見が寄せられました。また、「周囲が言っていた」姿を見て礼儀正しいと思い、言うようになったという方もいるようです。
「会釈だけする」派からは「声に出すのが恥ずかしい」という意見が寄せられ、大勢の乗客の前で声を出してお礼を言うのは抵抗があるようです。また、「言わない」派からは、バスの運転が仕事であるため「必要ない」という声も…。
バスの運転手さんは、目的地まで安全に運転することが仕事です。大勢の命を預かるため、緊張感を持ちながら日々運転しているのではないでしょうか。お客さんからの「ありがとうございます」の一言は、運転手さんにとって励みになるのかもしれまんせんね。
※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています
・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/8~2025/1/9
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300