これどうやって計算するか覚えてる？小数で答えて！「6÷9」→正しく計算できる？

足し算、引き算、掛け算、割り算の中でも苦手な計算はどれか、と聞かれると割り算と答える人は多いのではないでしょうか。特に、割り切れない計算が、苦手意識を持ってしまう原因の一つかもしれませんね。

割り切れない場合は、どのように答えを表せばいいのでしょうか。今回の問題を通して、しっかり復習しておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。ただし、割り切れない場合は小数第二位までの概数にしなさい。
6÷9

どうやって概数にするかがポイントです。

この問題の答えは、「0.67」です。どうやってこの答えになるのか、早速思い出していきましょう。

まずは、筆算の形で表します。すると、6の中に9は入らないので、一の位は0になることが分かりますね。

次に、小数第一位を求めていくのですが、6÷9のままでは計算が進められないので、6の右側に0を一つ付け加えて「60÷9」とします。すると、小数第一位には6が入ることが分かります。その後は筆算の要領で、60から「6×9=54」を引きます。

さらに、小数第二位を求めていきます。もう気がついている方もいるかもしれませんが、この割り算は永遠に6が続きます。つまり、小数第二位も第三位も6が続いて0.6666…となります。

これを小数第二位までの概数にしなければなりません。小数第二位までで答えなければいけないので、小数第三位を四捨五入していきます。小数第三位は6なので、四捨五入すると切り上げになります。すると、0.6666…が0.67となります。

四捨五入は4までは切り捨てて、5から切り上げるというものでしたね。

日常生活でも使用できる場面が多いかもしれません。概数にするときに必要な概念なので、必ず覚えておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

意外に間違える大人が多いかも！「100÷6」→ 概数で求めると？