正しい順序で計算できる？「−4+(20−4)÷4」→10秒でチャレンジ

2024.12.10

計算する順序にはルールがあるのですが、どんなルールだったか覚えているでしょうか？正しい順序で計算しなければ、正解にたどり着けません。

今回の問題に挑戦して、計算の順序のルールを確認してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−4+(20−4)÷4

※制限時間は10秒です。

解答

正解は、「0」です。

式を一目見たときに、どこから計算すればよいのかを判断できることが大切です。

では、計算過程を次の「ポイント」で確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「( )の中→割り算→足し算という順で計算できたかどうか」です。

まずは、計算の順序の基本ルールを確認しておきましょう。計算の優先度が高い順に並べると、次のようになります。

1.( )の中
2.掛け算、割り算
3.足し算、引き算

※もし優先度が同じものがあれば、左から順に計算します。

では、この優先度に従って、今回の問題を計算していきましょう。

1.まず( )内の引き算から計算する。
−4+(20−4)÷4
=−4+16÷4

2.足し算と割り算とでは、割り算の方が優先順位が高いので、割り算を先にする。
−4+16÷4
=−4+4

3.最後に足し算をする。
−4+4
=0

負の数に正の数を足す計算が分からないときは、数直線で考えてみましょう。「−4+4」は−4の位置からスタートし、プラスの方向に4動くことですから、答えは0になります。

これで正解にたどり着けました。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか？

まずは( )の中が最優先、その次は掛け算または割り算、足し算と引き算は一番後に計算します。このルールを忘れて式の左から順番に計算してしまうと、まったく違う答えが出てしまうので注意してくださいね。

引き続き他の問題にも挑戦して、計算力を試してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修：株式会社カルチャー・プロ（公式HP / インスタグラム）

「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。

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