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開始5分の衝撃…記憶から離れない強烈な”オープニング”が印象的な傑作映画 

  • 2024.11.17

毎年、日本国内だけでも数百本制作される「映画」。ラブコメやアクションから、感動する作品まで幅広いジャンルがある中で、3000本映画を観尽くした“達人”が「最もオープニングが衝撃的な映画」と語るのはどんな作品なのか。

達人が選んだ名作映画

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(C)SANKEI

作品名:『ベイビー・ドライバー』
公開日:2017年8月19日
あらすじ:観る者を一瞬で引き込むスリリングなカーチェイスとリズミカルなサウンドトラックが魅力のアクション・エンターテインメント。主人公のベイビー(アンセル・エルゴート)は、天才的なドライビングテクニックで“逃がし屋”として暗躍する青年。幼い頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされる彼は、常にイヤフォンで音楽を聴くことで自分の世界に浸り、音楽のビートに乗せて大胆かつ巧みな逃走劇を繰り広げます。

ベイビーは、冷酷な組織のボス・ドク(ケヴィン・スペイシー)に支配され、凶暴なバッツ(ジェイミー・フォックス)や異常な夫婦バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)と共にスリルと危険に満ちた日々を送ります。

しかし、運命的に出会った恋人デボラ(リリー・ジェームズ)との新たな未来を夢見るようになり、彼は組織からの脱出を決意。しかし、恋人を守るための“最後の仕事”が、彼と組織を巻き込む大暴走を引き起こしていくのです―。

なぜ“最もオープニングが衝撃的な”映画なのか?

2017年に公開されたエドガー・ライト監督のアメリカ映画。事故で耳鳴りの後遺症を持ってしまった、天才ドライバーの運命を描くカーチェイスの大傑作!オープニングの銀行強盗からのカーチェイスシーンまで、「Bellbottoms / The Jon Spencer Blues Explosion」の"音楽"と、主人公のリップシンク、ギアチェンジのタイミングなどの"映像"が完璧にシンクロしており、いつまでも記憶に残り続ける強烈な約5分間のオープニングシーン。エドガー・ライト監督作品の中でも自分にとってかなり好みな作品です。

まとめ

『ベイビー・ドライバー』は、音楽と映像が一体となったアート作品とも言える名作です。エドガー・ライト監督の独創的な演出と、リズミカルに展開されるカーチェイスは圧巻です。音楽のビートに合わせたアクションの数々が、まるでミュージカルのようにシンクロし、視覚と聴覚に鮮烈なインパクトを残します。多くの映画ファンを魅了してやまない理由がここにあります。


※記事は執筆時点の情報です