1. トップ
  2. 正しく計算できる?「(5/8)−(1/6)」→小学生の問題にチャレンジ!

正しく計算できる?「(5/8)−(1/6)」→小学生の問題にチャレンジ!

  • 2024.12.2
undefined

分数の計算は、電卓を使って答えを求めることができません。

そのため、自分自身で計算をしなければいけないのですが、計算方法を覚えているでしょうか。

正しく計算できるか、問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(5/8)−(1/6)

分母が異なるので、通分をして、分母を揃えましょう。

解説

今回の問題の答えは「11/24」です。

途中の計算は次のようになります。

(5/8)−(1/6)
=(15/24)−(4/24)
=11/24

どのように計算をするのか詳しく解説をしていきます。

分数の意味を正しく理解していないと、次のような計算をしてしまうかもしれません。

間違えた計算
(5/8)−(1/6)=4/2

分数の引き算では、「分母を引き算、分子を引き算」という計算はできません。

「5/8」は、「8つに分けたうちの5つ分」
「1/6」は、「6つに分けたうちの1つ分」を表します。

「8つに分けたもの」と「6つに分けたもの」では、そもそも大きさが異なります。

そのため、このままでは引き算ができません。

そこで、分ける大きさ(分母)を同じにします。

ここでは、分母の最小公倍数に揃えるようにします。

8と6の最小公倍数→24
5/8=15/24 (←分母・分子を3倍)
1/6=4/24 (←分母・分子を4倍)

「24個に分けたうちの15個分」と「24個に分けたうちの4個分」となりました。

どちらも「24分の◯」という数で表すことができたことによって、それぞれ同じ大きさになったので、分子を引き算しましょう。

15+4=11(11個分)

「24個に分けたうちの11個分」、つまり「11/24」が答えとなります。

まとめ

分数の意味を正しく理解していいれば、簡単に答えが求められたはずです。

他の記事でも計算問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」