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「ここまで再現度が高いことある?」「ハマり役」16年前に社会現象を巻き起こした名作のキャスティングが話題に!

  • 2024.11.2

Netflixにて映画『20世紀少年』3部作の配信が開始され、SNSでは「見始めたら止まらない」「衝撃がいまだに忘れられない」「圧巻すぎる」など話題を集めている。浦沢直樹の『20世紀少年』『21世紀少年』を原作とした本シリーズは、堤幸彦が監督を務めたサスペンス・アドベンチャー大作。

2008年に第1章『終わりの始まり』、2009年に第2章『最後の希望』、最終章『ぼくらの旗』が公開され、当時大きな旋風を巻き起こし、今なお観た人の心に刻まれている。今回は、原作ファンをうならせた豪華キャスト陣に注目した。

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(C)SANKEI

1969年から2017年までを描く、壮大な物語

時は高度経済成長期。正義のヒーローを夢見た少年ケンヂと仲間たちが作った“よげんの書”。30年後、大人になったケンヂたちを襲う謎の伝染病と大量死。全ては“よげんの書”のシナリオなのか? そしてたびたび現れる“ともだち”の正体とは?

主人公・ケンヂたちの少年時代である1969年、大阪万博が開催された1970年頃の出来事を織り交ぜながら、第1章では20世紀末、第2章では2000年に起こった“血のおおみそか”と呼ばれる世界的バイオテロから15年後、最終章では世界をも掌握した“ともだち”が人類滅亡を宣言する西暦2017年にあたる“ともだち暦3年”の物語が描かれる。

原作ファンをうならせた豪華キャスト陣!

原作ファンの多い本作では、豪華なキャスティングが話題に。唐沢寿明が演じた主人公のケンヂをはじめ、ケンヂの幼なじみ・オッチョを豊川悦司、ユキジを常盤貴子、マルオをホンジャマカ・石塚英彦、モンちゃんを宇梶剛士、ドンキーを生瀬勝久らなど、登場人物たちが原作に寄ったキャスティングだったことで、原作キャラクターを誰が演じるかも見どころの一つとなった。

第2章ではケンヂのめい、カンナが成長した姿で登場するが、そのカンナを演じたのが平愛梨。オーディションでは長い髪をばっさりと切ってカンナそっくりの風貌で挑み、見事カンナ役を射止めた。原作では、外ハネヘアが特徴的なカンナ。平の目力を感じる大きな瞳が、カンナの強い意志を宿していた。

そして、カンナと同じ高校に通う女子高生・小泉響子を演じた木南晴夏も存在感抜群。その衝撃度は映画公開から約15年が経ち、Netflixでの配信が始まってからも、「ここまで再現度が高いことある?」「ハマり役」とSNSで話題となるほど。ほかにも、“ともだち”の側近・万丈目胤舟を演じた石橋蓮司、万丈目の愛人だった高須光代を演じた小池栄子、“ともだち”の信者・田村マサオを演じた井浦新らも強烈なインパクトを残した。

登場してすぐに犠牲になる街の若者役に、オリエンタルラジオが出演するなど、キャスティングには、細部までこだわっている。当時、社会現象を巻き起こした本作。ストーリーや演出もさることながら、今も第一線で活躍する主役級の俳優陣に注目し視聴するのも、おすすめだ。



ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です