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「父ちゃんカッコよすぎるゾ」【クレヨンしんちゃん】の泣ける“感動回”3選

  • 2024.10.16
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写真:PhotoAC

埼玉県・春日部市を舞台にした大人気アニメ『クレヨンしんちゃん』。5歳の幼稚園児・野原しんのすけを中心に、野原家の日常を描いた物語です。
コメディ作品のイメージがありますが、数あるエピソードの中には思わず涙が出るような"感動回"があるのをご存知ですか?

SNSでもこれらの感動回について度々話題になっており、「子どものことを考え直した」「ひろしがカッコいい」などの声があがっています。

今回は「『クレヨンしんちゃん』の"感動回"3選」をご紹介。家族のことを考えるきっかけになるかも……?

第94話『ひさんな給料日だゾ』

給料日に銀行のATMで今月の給料を下ろしたみさえ。帰り道でお隣のおばちゃんが花粉症で苦しんでいたので、銀行でもらったポケットティッシュをあげました。

その後、帰宅したみさえは嬉しそうにカバンを開きますが、なんと給料の入った封筒がなくなっています。あわてて探し回りますが、どこを探しても封筒は見つかりません。どうやら、おばちゃんにティッシュをあげるときに、封筒も一緒に落としていたようなのです。大急ぎで銀行に行き、周辺を探しますが、それでも封筒は見つかりません。仕方なく警察に届けを出して帰宅しました。

夜になり、給料日でごきげんな様子のひろしが帰宅すると、みさえが電気もつけずに落ち込んでいます。心配したひろしが何があったのかと聞くと、みさえは「給料を全部落としてしまった」と明かします。すると、ひろしは「なんだ、そんなことだったの」と言って元気に振る舞いました。

泣きながらひろしに抱きつくみさえを横に、しんのすけが「父ちゃんカッコよすぎるぞー」というと、ひろしは「みさえとしんのすけさえ無事なら、あとはどうってことねえって思うもん」と言い、こっそり涙を流すのでした。

1ヶ月頑張って働いた給料を失ったにも関わらず、みさえを責めたりせず、心配をかけないように振る舞うひろしのカッコよさに泣けるエピソードでした。

第216話『お兄ちゃんだって甘えたいゾ』

幼稚園帰りのしんのすけは、みさえとひろしが生まれたばかりのひまわりに夢中で、自分にかまってくれないことに拗ねています。

帰宅したしんのすけはみさえに抱きつこうとしますが、みさえは泣き出したひまわりをあやしに行ってしまいます。しんのすけは幼稚園で書いた絵をみさえに見せようとしますが、ひまわりのことで余裕のないみさえは「そんなものよりうがい手洗い!」と絵を見てくれません。夜に帰ってきたひろしにも甘えようとしますが、やはりひろしはひまわりを優先します。

やきもちを焼いたしんのすけは、とうとう家出してしまいます。困ったみさえがしんのすけが書いた絵を確認すると、そこに描いてあったのは仲睦まじい家族の絵。みさえとひろしはしんのすけの気持ちをわかっていなかったことに反省し、しんのすけを探しに行きます。

実際は遠くへ行かずにシロの犬小屋に隠れていたしんのすけは、ひまわりが泣いていることに気づきます。はじめは「フンッ、父ちゃんと母ちゃんに面倒見てもらえば?」といって無視しますが、最終的にひまわりを寝かしつけました。

しんのすけを見つけられず、慌てて帰宅したみさえとひろしは、上機嫌なひまわりと、その横で寝ているしんのすけの姿を目にします。その日の夜、みさえとひろしはしんのすけにべったりとくっついて寝るのでした。

お兄ちゃんとはいえ、しんのすけもまだ5歳。下の子にばかりかまうのではなく、上の子にも同じように愛を注がなければならないという教訓にもなるエピソードでした。

第688話『幼稚園でバザーだゾ』

しんのすけが通う幼稚園で開催されるバザーに向けて、みさえは編み物をしています

編み物が苦手なみさえは1週間もかけて手袋を編んでおり、ひろしの晩ごはんが3日連続でカップラーメンになるほど余裕がありません。夜中になっても編み物を続けるみさえを、ひろしは心配します

バザー当日、結局手袋を作れなかったみさえは、ボロボロのマフラーを出品します。他のお母さんが作った商品は次々に商品が売れていく中、みさえのマフラーだけが売れ残ってしまいました。空気感に耐えられず席を外した後に戻ってくると、なんとみさえのマフラーが売れています。

後日、ひろしは会社に行く際、鞄からボロボロのマフラーを出して首に巻きます。マフラーを購入したのはひろしだったのです。購入したことをみさえに伝えず、ひろしはマフラーを巻いて会社に行くのでした。

頑張って編み物をしているみさえの姿を知り、本人に伝えることなくマフラーを購入する、ひろしからみさえへの本物の愛情が伝わるエピソードでした。

まとめ

以上の3本が「『クレヨンしんちゃん』の"感動回"3選」でした!コメディのイメージが強い『クレヨンしんちゃん』ですが、家族のあり方を考えさせられるエピソードがたくさんあります。ぜひ、観てみてください!



クレヨンしんちゃん

脳乃あメ(No-no Ame)
漫画やアニメなどのカルチャーを中心に執筆するライター。漫画・アニメの他、インターネットカルチャーとK-Popも欠かさずチェック。「世の中のすべてを知りたい」をモットーに、さまざまな分野に守備範囲を広げています。
X(旧Twitter):@nonokoame