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ひどすぎない…? 大人気作品『名探偵コナン』 “理不尽すぎる殺害動機”4選!

  • 2024.10.22

日本を代表する漫画・アニメのひとつ、『名探偵コナン』。黒ずくめの組織によって小学生の姿にさせられてしまった高校生探偵の工藤新一が、「江戸川コナン」として、行く先々で遭遇する事件を解決していくストーリーです。
どのように事件が解決されていくのか?犯人は誰なのか?殺害動機は?明かされていく真実は毎回見ものですよね。
そんなコナンですが、中には「理不尽」とも言える殺害動機によって起きた事件があるのをご存知ですか?

今回は、「名探偵コナンの『理不尽すぎる殺害動機4選』」をご紹介します。

ずっとおぼっちゃまでいたい(アニメ78話『少年探偵団遭難事件』)

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

コナンは、少年探偵団の仲間(元太、光彦、歩美)と蘭、小五郎の6人で海に遊びに来ています。その海で、春日財閥の御曹司・輝彦とその恋人・忍と知り合い、しばらく一緒に行動することに。そんな中、蘭が忍がいないことに気づきます。輝彦によると、忍は拗ねて帰ってしまったとのことでした。

夕方、コナンたちは海辺でメモの入ったペットボトルを拾います。メモには「SOS」の文字と忍の名前が。
輝彦は、忍は以前も輝彦に心配をかけようと同じようなことをしたと言いますが、少年探偵団はメッセージが本物であると考えて忍を捜索します。そして、忍が洞窟で倒れているのを発見。
忍は輝彦に睡眠薬の入ったジュースを飲まされ、意識を失う直前にペットボトルのメッセージを流したのだと言います。その洞窟は、満潮時に海に沈む場所でした。輝彦は、事故に見せかけて忍を殺そうとしたのです。

なんとその動機は「ずっとおぼっちゃまでいたい」から。父親の命令でご令嬢と婚約したため、家を出て忍と貧乏するのが嫌だったそうです。ご令嬢と結婚するために、恋人を殺そうとまでするのはあまりにも理不尽ですよね。

ハンガーを投げられた(アニメ135話『消えた凶器殺人事件』)

少年探偵団の4人は歩美の行きつけ「緑美容室」の前で、美容師の美香と店長の緑が口論になっているのを見かけます。別の店に移ろうとする美香を、緑が引き留めている様子。まだ美香にカットしてもらったことのない歩美は、特別に美香の家でカットしてもらえることになります。
約束の時間、歩美とコナンら少年探偵団のメンバーは美香の家のチャイムを鳴らしますが、反応がありません。部屋の鍵が空いていることに気づき中へ入ると、美香が死んでいるのを発見します。死因は何かで首を絞められたことによる窒息死。美香の遺体の爪には青いプラスチックがついていました。

コナンは、青いプラスチックがハンガーの切れ端であると考えます。緑が手の甲に絆創膏を貼っていること、執拗にゴミ捨て場を気にしていることを怪しんだコナンは、ゴミ捨て場でハンガーを探しますが見つかりません。カラスがハンガーを持っていったと推測し、ハンガーが巣作りに利用されているのを発見しました。その後、青いプラスチックがハンガーの欠けた部分と一致すると判明。ハンガーには緑の血が付着していました。

動機は、「ハンガーを投げられた」から。美香を引き留めようとしたらハンガーを投げられたため、そのハンガーで首を絞めて殺害したのでした。不満が積もった結果なのでしょうが、「ハンガーを投げられた」が殺害の決め手になるとは、なんとも理不尽です。

フラれた彼女と同じ茶髪だった(アニメ153・154話『園子のアブない夏物語』)

コナン、蘭、蘭の親友・園子の3人で旅行中、ビーチで道脇という大学生の男に声をかけられます。いつも蘭ばかりナンパされることに不満を持っている園子は「どうせあなたもこの子(蘭)が目当てなんでしょ」と言いますが、なんと道脇の目当ては園子。浮かれる園子をよそに、コナンは「バカな、園子に限ってそんなはずはない!」と、裏に何かが隠されているのではないかと勘ぐります。(コナンの心の声もなかなか理不尽です。)

彼女にヒドいフラれ方をして失恋旅行に来たと言う道脇。道脇によると、海辺のレストランの近くで1年前に茶髪の女性が殺害される事件があったそう。さらに、線路沿いの林でまた茶髪の女性が殺害される事件が起きたという話が耳に入ります。その日の夜、旅館の部屋でナイフを持った何者かに襲われる園子。腕に噛みついて抵抗しました。

翌日、4人で海辺のレストランへ行きますが、襲われた恐怖で寝不足の園子は道脇の車で寝て待つことに。残りの3人がレストランで食事をしていると、園子が寝ている車が崖へ向かって発進していくのが見えました。蘭が車の窓ガラスを割ってサイドブレーキを引いたことで、車は転落を免れます。
その後、警察署へ行くことになりますが、車が怖い園子はパトカーに乗りたがりません。道脇の提案で、歩いて警察署へ向かっていると、怪しい男が後をつけてきます。道脇と園子、コナンと蘭は、二手に分かれて線路沿いの林に逃げることに。逃げた先で園子は道脇の脚に歯形があることに気づきます。園子が襲われた時に噛み付いたと思っていた腕は、道脇の脚だったのです。真相を知った園子は道脇に殺されそうになりますが、あと一歩のところで助かります。ちなみに、怪しい男は道脇に目をつけた警察官でした。

1年前に殺害された茶髪の女性と、線路沿いの林で殺害された茶髪の女性を殺害したのも道脇。その殺害動機は「フラれた彼女と同じ茶髪だった」から。八つ当たりにも程があります。

元カレの髪型を今の彼女の趣味に合わせたくない(アニメ505・506話『弁護士妃英理の証言』)

コナンと蘭、小五郎は、蘭の母で小五郎の妻である、弁護士の妃英理と食事の約束をしています。約束の時間を待つ間、格闘家・永作司朗とタレントの結婚報道が流れるテレビを見ていました。一方、妃英理はカットとカラーリングのため、美容師・葉坂皆代のヘアサロン兼自宅に来ています。

実は、皆代は格闘家・永作司朗の元彼女。妃英理が来ているこの日は、結婚を控える永作のために、人目を避けて浴室でカットしていました。
その頃、コナンと蘭、小五郎が車で美容室付近の坂道を登っていると、不審な物音を聞きます。ガードレール越しに崖下を覗くと、ゴミ置き場で永作が死んでいました。コナンは永作の首に血に混じった髪の毛の切れ端から皆代に疑いの目を向けますが、妃英理が皆代のアリバイを主張します。皆代が妃英理のもとを離れたのは、カラーが定着するのを待つ10分間だけ。10分で90キロの永作をガードレール下のゴミ置き場まで運ぶのは無理がありますし、この10分間に皆代がコンビニで米を買った記録もあります。

コナンは坂道で聞こえた物音と裏口にあった椅子の状態をもとにトリックを証明。妃英理のカラーが定着するまで待つ間に、風呂場で永作の首を切って殺害。裏口に置いてあった椅子に永作を乗せ、糸で椅子と繋いだスクーターを発進させれば、道路のガードレールに椅子がぶつかった衝撃で遺体をゴミ置き場に落とすことができます。このトリックなら短時間で遺体を遺棄でき、妃英理の証言を利用することができます。

殺害の動機は、「元カレの髪型を新しい彼女の趣味に合わせたくない」から。今の彼女であるタレントと付き合い始めてから髪型を変えた永作。今の彼女の趣味に合わせてカットするのが嫌だったそう。そんなに嫌なら断れば良いのでは?と思いますが、他の誰にも切らせたくなかったのだそうです。それで殺してしまおう!となるのは、さすがに飛躍しすぎですよね。

まとめ

今回は、「名探偵コナンの『理不尽すぎる殺害動機4選』」をご紹介しました!
『名探偵コナン』の見どころである「殺害動機」ですが、とても理解できないような理不尽さも面白さのひとつですね。
今後もコナンたちは、理不尽すぎる殺害動機に遭遇するのでしょうか……!?

※記事内の画像はイメージです。



名探偵コナン

脳乃あメ(No-no Ame)
漫画やアニメなどのカルチャーを中心に執筆するライター。漫画・アニメの他、インターネットカルチャーとK-Popも欠かさずチェック。「世の中のすべてを知りたい」をモットーに、さまざまな分野に守備範囲を広げています。
X(旧Twitter):@nonokoame