1. トップ
  2. あなたはどう答える?「2÷111」→3秒でチャレンジ!

あなたはどう答える?「2÷111」→3秒でチャレンジ!

  • 2024.11.11
undefined

割り算の問題は、必ず割り切れるとは限りません。

いつまでも割り切れないときは、「計算が間違っているのだろうか?」と不安になってしまうこともあるでしょう。

しかし、ある方法を使うと、面倒に見える割り算も、数秒で答えを出せるのです。

さて、今回の問題、あなたはどう計算しますか?

問題

次の計算をしなさい。
2÷111

※制限時間は3秒です。

解答

正解は、「2/111」です。

答えが小数ではなく、分数になったことをだまされたように感じた人もいるかもしれません。

次の「ポイント」で、この問題を3秒で計算する方法について詳しく見ていきましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「割り算の答えを分数で表す方法」です。

割り算といえば、筆算を使って計算するイメージが強いかもしれません。

今回の問題の場合、割り算の筆算をすると、答えは小数で出てきます。しかし、割り算の中には、この問題のように、どこまで行っても割り切れないものもあります。このような割り算の答えを小数で出そうとすると、小数点以下の数字がいつまでも続く(無限小数といいます)ため、永遠に計算し続けなければならなくなります。

今回の問題「2÷111」も、小数で答えを出そうとすると「0.018018...」と、小数点以下の数字がずっと続いてしまう「どこまで行っても割り切れない割り算」です(「018」が繰り返し現れる「循環小数」)。

四捨五入したり、余りを出したりして、途中で計算を切り上げる方法もありますが、今回の問題では答え方の指示はないため、必ずしも小数で答えを出す必要はありません。

そこで、割り算の答えを分数で表すことを考えましょう。

割り算の答えは、「割られる数/割る数」という形の分数で表せます。

例えば、「1÷3」の答えは1/3になります。1/3は1を3等分した数なので、1を3つに分けるという意味である「1÷3」と表している数は同じですね。

今回の式では、割られる数が2、割る数が111なので、答えは「2/111」になります。

2÷111
=2/111

この方法なら、3秒以内に答えを出すことも簡単ですね。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

割り算の答えの形式が指定されていないなら、「割られる数/割る数」の分数形式で解答する方法を使ってみましょう。面倒な計算も、割り切れるかどうかを考慮する必要もなく、とても速く答えが出せますよ。ただし、分数が約分できる場合には、約分して答えるようにしましょう。それ以上約分できないところまで約分してから答えとします。

他にも割り算の問題を用意していますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

undefined

「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


もう一問挑戦!

大人が意外と解けない算数 「10÷6」正しく解ける?
大人が意外と解けない算数 「10÷6」正しく解ける?