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どうやって計算するか覚えてる?「3.4+4.2÷0.7」→正しく計算できる?

  • 2024.11.11
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電卓を使って計算していると、計算のルールを忘れてしまうことはないでしょうか。もし忘れてしまっていた場合、自分の頭で計算するときに、間違えてしまうこともあるかもしれません。

今回は「小数の四則演算」に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
3.4+4.2÷0.7

割り算と足し算で、それぞれ小数点をどのように扱うかという点に注意して計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「9.4」です。

途中の計算は次のようになります。

  3.4+4.2÷0.7
=3.4+6
=9.4

この問題で注意すべき点は以下の三つです。

・計算の順序
・小数を含んだ割り算の計算
・小数を含んだ足し算の計算

順に確認していきましょう。

計算の順序

四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)の混じった計算では、次の順で計算しなければいけません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

今回の問題では「4.2÷0.7」の部分を先に計算し、その後に足し算を計算するという順番になります。

左から順に計算するのは間違いです。

小数を含んだ割り算の計算

まず始めに計算するのは「4.2÷0.7」の割り算です。

小数を含んだ割り算では、次のような性質を利用して計算します。

割る数・割られる数に同じ数を掛けても、計算結果は変わらない

今回の問題では、割る数・割られる数のそれぞれに10を掛けましょう。

10を掛けることで、小数を消して計算することができます。つまり、次のように計算が可能になります。

  4.2÷0.7
=42÷7
=6

「 4.2÷0.7=0.6」と、小数点の位置を間違えないように注意しましょう。

小数を含んだ足し算の計算

割り算の計算をしたことで、元の式は「3.4+6」となりました。

小数を含んだ足し算は、小数点の位置を揃えて計算をしましょう。

「6」には小数点がありませんが、「6.0」と考えることができます。

3.4+6.0=9.4

小数点の位置を揃えずに、数字を右に揃えて計算してしまうのは間違いですので、注意しましょう。

まとめ

「計算の順序」「小数を含んだ割り算」「小数を含んだ足し算」と、注意すべき点が多い問題を解説しました。

それぞれの計算の性質や規則を正しく利用して、正しい答えを導きましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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