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後藤真希さん『LOVEマシーン』裏話…「当時の金髪、実は大失敗だった」!?

  • 2024.9.22

モーニング娘。第3期メンバーとして13歳で衝撃のデビューを飾った歌手・後藤真希さん。モーニング娘。最大のミリオンヒットシングル『LOVEマシーン』のジャケットで、いきなりのセンター&金髪ルックで世間の度肝を抜き、一気にスターダムを駆け上がりました。あれから25年、変わらぬ輝きのままさらに進化を続けています。今やスーパースターとなった後藤さんに、歌と踊りの道を志すに至ったきっかけから、鮮烈な金髪デビューの意外な裏話まで、芸能活動25周年の節目を迎えるタイミングで改めて振り返っていただきました。

お話をうかがったのは…歌手・後藤真希さん(38歳)

《Profile》

1985年9月23日生まれ。東京都出身。O型。エイベックス・マネジメント所属。1999年に13才でモーニング娘。のメンバーとしてデビューし、数多くのヒット作に参加。2002年にモーニング娘。を卒業し、’07年10月にハロー!プロジェクトを卒業。’14年7月に結婚、現在は2児の母でもある。YouTubeではゲーム実況をメインとした『ゴマキのギルド』とライフスタイルや美容情報を発信する『ゴマキとオウキ☆』で配信を行い、多方面から支持を集める。芸能活動25周年を迎える2024年、待望のオリジナル・ミニアルバム「prAyer」を9月4日にリリース。さらに同9月にライブツアー「後藤真希 25th anniversary live tour 2024 ~ pr∀yer ~」を開催。今年から美STモデルとしても活躍。

保育園で歌と踊りに開眼。同世代のSPEEDのデビューに「自分ももしかしたら…」

今年でデビュー25年目になりますが、少しの誇張もなく“あっという間”だったなと感じます。約13年振りにニューシングルやミニアルバム、そしてツアーが開催できることが心から嬉しいし、ファンの方々も喜んでくれるんじゃないかなと思っています。久々の楽曲制作に臨んでも、「まだまだやれるな」という確かな手応えがありましたし、これからに向けて良い意味でプレッシャーになりました。元々前向きな性格なので、気負わず、楽しみながら進んでいきたいと思っています。

こんなにも長く芸能活動を続けていられることに私自身が一番驚いていますが、小さい頃から歌も踊りも大好きなので、ただただありがたく幸せなことです。
歌と踊りに開眼したのは保育園の時。5歳くらいだったと思いますが、運動会でプリンセス プリンセスの「ダイヤモンド」という曲をみんなで踊ったんですよ。ポンポン持って(笑)。それがすっごく楽しくって!歌手という職業を意識したわけではないですが、歌って踊れる人になりたいなぁ、と思うきっかけになった出来事です。

そして、私が小学4年生の時にダンスヴォーカルユニットのSPEEDがデビュー。それまで歌手としてテレビに出るなんて、もっと大人にならないとダメで異次元の世界みたいな話だと思っていましたが、島袋寛子ちゃんは私より一つ年上なだけなんです。いわば同世代。「私も頑張ればもしかしたら…」と触発されたのを覚えています。そこから友達とカラオケに行って遊びながら歌の練習をしたり、公園にラジカセを持って行って曲を流して踊りの練習をしたりし始めました。モーニング娘。の「サマーナイトタウン」も練習していましたね。

モーニング娘。を知らないままオーディションに応募。履歴書は姉に書いてもらいました

「サマーナイトタウン」を公園で踊ったりはしていましたが、モーニング娘。自体は知らなかったんです。後によくテレビでネタにされたのですが、モーニング娘。のデビューのきっかけになったテレビ番組「ASAYAN」すら知りませんでした。でも小学校のクラスでは合言葉みたいに流行っていて。「何それ?」と友達に訊いてようやく知ったという感じ。

ほどなくして、家でぼんやりとテレビを観ていたらたまたま「ASAYAN」が放映されていて、「これか!」と思っていたらモーニング娘。の第3期メンバーの募集をしていて。「新メンバー?募集?」と思うや、「これだ!」と。
応募するには履歴書が必要で、でも履歴書が何なのかわからない(笑)。だから姉に履歴書を書いてもらって、写真も撮ってもらいました。家の前が駐車場でちょっと見通しが良かったので、そこでパシャッと。何の変哲もない黒髪をツインテールにして、ザ・中学生といった感じでした。姉に全部やってもらったので当然家族にも知られることになりましたが、反対とか、そういうのはなかったですね。そもそも絶対に落ちると思われていたみたいで、「また真希が何かしてるよ」くらいに思われていました。

夏休み中の金髪スタイルで臨んだ審査。合格後は染め直す時間がなかっただけ

当時『egg』というギャル雑誌が大好きだったんです。唇を白くしたり日焼けサロンで肌を焼いたり。あの世界観に憧れていました。なので、一次審査の後の二次審査の時には黒髪にホワイトメッシュを入れたギャルルックに。審査員の方に応募写真と見比べられ、「これいつの写真?」なんて訊かれたのを覚えています。そしてさらに次の審査の時には金髪に。「こいつ毎回違うぞ!」と思われていたんじゃないかな(笑)。
というのも、ちょうど中学校が夏休みだったので、髪色を変えられる絶好のチャンスだったんです。先輩に美容学校を志望している人がいて、その人なら上手くやってくれるかなと思ってブロンドカラーをお願いしたんですが、何だかイメージと違う仕上がりになってしまったんです。母には怒られました。「そんな金髪にして落とされるに決まってるでしょ!」って。だけどなりたい自分に近づく衝動を抑えられなくて。すでに当時からセルフプロデュース願望があったのかもしれません。

そしてオーディションは合格。「やったー!」と思う間もなく、ものすごい勢いで色んなことが動き始めました。合格した次の日にはモーニング娘。のニューシングル『LOVEマシーン』と来年のカレンダーの衣装のフィッティング、その次の日にはもう撮影をしていました。だから髪を染め直す時間がなくて、デビューシングルの髪は実は大失敗の状態なんです。今思うと少し恥ずかしいですね(笑)。

《衣装クレジット》

トップス¥32,000(シーニュ)パンツ¥7,689(ドゥクラッセ)ピアス¥3,960〈ヘンカ〉リング¥27,500〈Pearl for Life〉(ともにロードス)

【ショップリスト】
シーニュ
ドゥクラッセ 0120-178-888
ロードス 03-6416-1995

撮影/岡本 俊 ヘア・メーク/paku☆chan スタイリスト/山科みか 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希

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