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１月新アニメのダークホースになるかも？ 見ないのはもったいない注目作品４選

  • 2025.1.7

大人気マンガのアニメ化作品や、人気シリーズの続編がひしめき、魅力的な作品が目白押しの2025年1月期のテレビアニメ。その中から、見逃すべきではないエッジの効いた作品や、アニメクリエイターこだわりのオリジナル作品、ダークホースとなりそうな作品をピックアップしてみた。

天才アニメ監督が異世界に迷い込む！？『全修。』

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(C)全修。／MAPPA

『呪術廻戦』や『チェンソーマン』など、数々のヒット作を生み出してきたアニメスタジオ・MAPPAによるオリジナルアニメ。広瀬ナツ子は、高校を卒業してアニメーターとなり、その才能によりあっという間に監督デビューが決まる。期待されたデビュー作は社会現象となる大ヒットを記録、そして次回作はラブコメ映画に決定。しかし、ナツ子は恋をしたことがなく、恋愛モノをどう描けばいいかわからず、絵コンテが行き詰まってしまう。そんなある日、絵コンテを描いている最中に気を失い、気が付くとナツ子は、子供の頃に大好きだったアニメ『滅びゆく物語』の世界に迷い込んでいた。
アニメ制作を題材にした作品には、これまでにも『SHIROBAKO』などがあり、業界人の苦労と情熱を描いた作品として大きな話題となった。こちらは一風変わって異世界転生モノの要素を入れつつ、アニメクリエイターを描くようだ。監督の山崎みつえは、『月刊少女野崎くん』や『ダンベル何キロ持てる?』などの人気作を手掛けてきた人。オリジナル作品でどのような演出を見せるのか。

全修。
ABEMAにて2025年1月6日（月）23時45分～
番組URL：https://abema.tv/video/title/560-3
※放送後1週間、最新話を無料で視聴できる

放送部の全国大会描く『花は咲く、修羅の如く』

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(C)武田綾乃・むっしゅ／集英社・すももが丘高校放送部

ウルトラジャンプで連載中の同名マンガをアニメ化。原作マンガのストーリーを手掛けるのは、『響け！ユーフォニアム』などで知られる小説家の武田綾乃。人口600人の小さな島に住む春山花奈は、島の子供たち向けに朗読会をするのが好きだった。ある日、高校の先輩で放送部部員の薄頼瑞希に朗読を聞かれ、放送部に勧誘される。美しい声を持つ花奈は、放送部の面々に触発され、朗読の才能を伸ばしていき、全国高校放送コンテスト大会に挑む。
これまで数々の部活動がアニメの題材になっているが、放送部を取り上げるのは珍しい。この原作マンガは、アニメ化に向いた作品と言える。声の表現である朗読を題材にしているだけあって、声の表現のプロである声優によってどう表現されるのか、その朗読が喚起させるイメージをアニメーション映像でどう表現するのか、注目だ。また、原作では武田綾乃が得意の青春群像劇を展開しており、文化系部活の熱い人間ドラマが描かれる。アニメでもその熱を再現されることを期待したい。

花は咲く、修羅の如く
ABEMAにて2025年1月12日（日）24時～
番組URL：https://abema.tv/video/title/115-117
※放送後1週間、最新話を無料で視聴できる

医療×ミステリー『天久鷹央の推理カルテ』

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(C)知念実希人・いとうのいぢ／ストレートエッジ・天久鷹央の推理カルテ製作委員会

原作・知念実希人、イラスト・いとうのいぢによる、シリーズ累計発行部数350万部の推理ミステリー小説が待望のアニメ化。天医会総合病院の統括診断部には、他の医師が診療困難とした患者が運ばれてくる。運ばれてくるのは患者ばかりではなく、警察にも手に負えなかった謎や事件も持ち込まれる。そんな謎を解き明かしていくのは、天才医師・天久鷹央。医療とミステリーを掛け合わせた異色の推理作品だ。原作者の知念実希人は医療免許を持つ医師でもあり小説家。それ故、病院や医療関連の描写のリアリティが高く、それでいてエンターテインメントとしての面白さも追求している。そんな原作小説をどうアニメで表現しているのか、期待したい。1話と2話は原作者による書き下ろしのオリジナルストーリーとのことで、原作ファンの間でどんなストーリーが展開されるのか期待が集まっている。

天久鷹央の推理カルテ
ABEMAにて2025年1月5日（日）12時～
番組URL：https://abema.tv/video/title/26-233
※放送後1週間、最新話を無料で視聴できる

個性派スタジオによるオリジナルアニメ『もめんたりー・リリィ』

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（C)GoHands／松竹・もめんたりー・リリィ製作委員会

独特の映像センスを持つことで知られるアニメスタジオ、GoHandsが放つオリジナルアニメ。正体不明の機械によって人間が消滅した街を舞台に、少女たちの戦いと日常を見つめた作品のようだが、詳細は不明。公開された予告映像からは、その独特の感覚の映像から、躍動感あふれる作品になりそうな予感を漂わせる。キャラクターの髪の毛の描写の細かさや、ユニークな構図など、他のアニメとは一線を画す映像を志向するGoHandsのセンスが溢れた一作になりそうだ。

もめんたりー・リリィ
ABEMAにて2025年1月5日（日）27時～
番組URL：https://abema.tv/video/title/210-15
※放送後1週間、最新話を無料で視聴できる

ライター：杉本穂高
映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。X（旧Twitter）：@Hotakasugi

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