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大人が意外と間違える算数「秒速0.5m」→時速何m?

  • 2024.9.14
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速さと距離の問題は、算数の中でも難しい分野として記憶に残っている人もいるでしょう。

速さには秒速や時速などの種類があり、単位換算する問題も頻出です。

さて大人になった今、正しく速さの単位換算ができるでしょうか?

ぜひ一度挑戦してみてください。

問題

(問題)
秒速0.5mは時速何m?

解答

正解は「時速1800m」です。

なかなか大きな数字になりましたが、どのように計算すればよかったのでしょうか。

単位換算の方法をすっかり忘れてしまっていたという人は、次の「ポイント」を確認してみましょう。

ポイント

まず、秒速とは何かを確認しておきましょう。

秒速は、1秒あたりに進む距離で速さを表したものです。秒速0.5mといえば、1秒に0.5m進む速さのことです。

一方、時速とは1時間あたりに進む距離で速さを表したものです。つまり今回の問題では、「1秒に0.5m進む速さで移動したとき、1時間ではどれだけの距離を進めるか」を求めればよいのです。

ここで、距離と速さと時間の関係式を思い出してください。距離は速さ×時間で求められました。

この式を使って、「1秒に0.5m進む速さで移動したとき、1時間で進む距離」を表現してみましょう。

速さ×時間

ただし、この式を使うには、速さと時間の単位が揃っていなければならないという注意点があります。

速さが秒速であれば、時間は秒でなくてなりません。

では、1時間を秒に直してみましょう。1時間は60分で、1分は60秒です。

よって、1時間は60分×60秒=3600秒です。これを式に当てはめると、次のようになります。

0.5m×1時間
=0.5m×3600秒
=1800m

これが秒速0.5mのときに1時間で進む距離、すなわち時速になります。

まとめ

今回の問題は、いかがでしたか?

速さの単位換算では、×60や÷60をするという計算過程をおぼろげに覚えていた人もいるかもしれません。

ただし、×にすべきか÷にすべきかは問題の意味をしっかりとらえていないと分からないことがあります。

速さの問題は、問題の意味を押さえてから計算すると解法が身に付きやすいです。ぜひ解法の丸覚えではなくストーリーを理解しながら解いてみてください。

他にも速さに関する問題を用意しています。引き続き挑戦してみましょう。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


速さの問題にもう一問挑戦!

大人が意外と間違える算数「秒速1mは時速何m?」
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