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大人が意外と間違える算数「3/4+1.2×3」→正しく計算できる?

  • 2024.9.28
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小数と分数を含んだ計算は、どちらかの形に揃えて計算をします。

今回は、小数に揃えて計算する方法について確認をしましょう!

問題

次の計算をしなさい。
3/4+1.2×3

計算の順序に気をつけて計算をしましょう。

まずは、自分自身で正しい答えを出せるかどうか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「4.35」です。

ここでは「小数に揃えて計算をする方法」を紹介します。

どのような点に注意するのか、順に確認していきましょう。

分数を小数にする

まずは、分数を小数にしましょう。

分数は、次のように割り算をすることで、小数に変換することができます。

◯/△=◯÷△

今回の問題では「3/4」を小数にしなければいけません。

3/4
=3÷4
=0.75

これによって、元の計算式は「0.75+1.2×3」となります。

小数の掛け算

分数を小数にすることができました。

次に行う計算は、掛け算「1.2×3」です。

小数を含んだ掛け算では、一旦、小数をなくして計算してから、答えの小数点の位置を調整します。

「1.2×3」の場合は次のように考えます。

12×3=36 ←小数点をなくした状態で計算する

元の計算式は「1.2×3」なので、答えの数の小数点を一桁分、左に移動する。
36→3.6

したがって、
1.2×3=3.6

小数の足し算

計算式は「0.75+3.6」となりました。

小数を含んだ足し算では、小数点の位置を揃えて計算します。

「0.75+3.60」と考えることで、桁が分かりやすくなりますね。

よって、
0.75+3.60=4.35

となります。

まとめ

掛け算と足し算では、小数点の扱い方が異なります。

それぞれどのように計算するのかを正しく理解していないと、答えを導くことができません。

忘れていた方は復習をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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