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大人が意外と忘れている数学「(−2)+(−3)−(−4)」→5秒で計算できる?

  • 2024.9.11
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「負の数」は日常生活でも利用することがあります。

では、その計算方法は正しく理解できているでしょうか。

問題に挑戦して、正しい理解ができているか確認をしましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(−2)+(−3)−(−4)

負の数の足し算・引き算の問題です。

プラス・マイナスの符号を間違えないように注意しましょう。

解説

今回の問題の答えは「−1」です。

途中の計算は次のようになります。

  (−2)+(−3)−(−4)
=(−5)−(−4)
=(−5)+(+4)
=−1

それぞれの計算を詳しく確認しましょう。

負の数を含む計算

負の数の足し算・引き算を理解しやすくするために、人によってさまざまな説明を用います。

ここでは「数直線上を進む」ということをイメージしながら説明します。

まず、
プラスの数は、前に進む
マイナスの数は、後ろに戻る
と考えます。

例えば、+3は前に3進む、−2は後ろへ2戻る、というイメージです。

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次に足し算・引き算の演算部分についての考え方は、
足し算の場合は、人がそのままの向き(前向き)になる
引き算の場合は、人が逆向き(後向き)になる
と考えましょう。

今回の問題で確認してみます。

「(−2)+(−3)−(−4)」を左から順に計算しましょう。

(−2)+(−3)の計算の考え方

「(−2)+(−3)」は負の数の足し算ですので、「−2の位置から、前向きのままで後ろに3戻る」と考えることができます。

よって、結果は「−5」となります。

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(−5)−(−4)の計算の考え方

次の計算は(−5)−(−4)です。

「(−5)−(−4)」は負の数の引き算ですので、「−5の位置から、逆を向いて後ろに4戻る」と考えることができます。

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よって、結果は「−1」となります。

「逆を向いてから、後ろに進む」というのは、「前向きで前に進む」と同じ意味になります。

そのため、以下のように「負の数を引く」計算を、「正の数を足す」計算に変換することも可能です。

(−5)−(−4)
=(−5)+(+4)
=−1

まとめ

負の数を含む計算で、特に間違えやすいのは「負の数を引く」計算です。

どのように式を変形できるのか、なぜそうなるのかなどを考えることで、より理解が深まります。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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