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大人が意外と間違える数学「6.31×4.6+(−12)」

  • 2024.9.10
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小数の計算は、答えの数字に付ける小数点の位置をミスしてしまいやすいものです。

スマホの電卓機能を使うのではなく、自分自身で正しく計算できるでしょうか。

この記事を読んで、小数の計算を思い出しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
6.31×4.6+(−12)

小数の掛け算と足し算の計算です。

正しい答えを求めることができるか、計算をしてみましょう。

解説

今回の問題の答えは「17.026」です。

また、途中の計算は次のようになります。

6.31×4.6+(−12)
=29.026+(−12)
=17.026

どのように計算をしたのか、詳しく解説をしていきます。

小数の掛け算

計算の順序は、まず掛け算からです。

つまり「6.31×4.6」の部分を計算します。

小数の掛け算は、基本的に次のような手順で計算します。

<小数の掛け算の計算手順>
(1) 小数点を考えず、整数の掛け算と同じように計算する
(2) 計算式の中の小数の桁数分だけ、答えの小数点を動かす

「6.31×4.6」の計算は、まずは「631×46」を考えます。

631×46=29026

次に、元の計算式の小数を整数にしたときに、小数点を動かした数を数えます。

<小数→整数にしたときに動かした小数点の桁数>
6.31→631(二桁)
4.6→46(一桁)

よって、合計三桁分、答えの数の小数点を左に動かします。

29026→29.026

したがって、「6.31×4.6=29.026」です。

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足し算

掛け算の計算をしたことによって、元の式は「29.026+(−12)」となりました。

小数の足し算は、小数点の位置を揃えて足し算をします。

「−12」は小数点が省略されていますが、「−12.000」ということです。

したがって、

=29.026+(−12)
=29.026−12.000
=17.026

以上より、今回の問題の答えは「17.026」となります。

まとめ

「小数点をどのように扱うか」は、掛け算と足し算では異なるので、間違えないようにしなければいけません。

忘れていた方は、この機会に学び直しをしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


小数を含んだ計算にもう一問挑戦!

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