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大人が意外と解けない数学「3.3+2.4÷(−0.8)」覚えてたらスゴイ

  • 2024.9.6
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小数の四則演算といわれると、なんだかとても難しそうな印象を持ちませんか?

小数というだけで面倒なのに、さらに引き算や割り算などが混じった四則演算となると、やる気が一気になくなった経験もありますよね。

そこで今回は、スラスラと計算できるようになる計算方法を解説していくので、計算の仕組みをしっかりと思い出していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3.3+2.4÷(−0.8)

式を見ただけで、難しそうな雰囲気が漂ってきますね。

解説

この問題の答えは「0.3」です。

まずは、小数・整数に関わらず重要な、計算順序に関する規則から振り返っていきましょう。

<計算順序についての規則>
・まずはじめに、掛け算と割り算の計算を行う。
・次に、足し算と引き算の計算を行う。
※計算順序の優先順位が等しい場合は、基本的には左から順に計算を行う。

この計算順序に基づいて計算を進めると、まずはじめに「2.4÷(-0.8)」の計算から行うべきですね。

ここで、今回の問題の最難関である、小数の割り算が登場します。

しかし、以下の「小数の割り算のポイント」のとおりに計算をすると、簡単に答えをもとめることができます。

<小数の割り算のポイント>
・割る数と割られる数が整数になるまで、どちらにも10ずつ掛ける。
・整数になったら、割り算を進める。

「2.4÷(−0.8)」の割る数と割られる数に10を掛けると、「24÷(−8)」という式に変わるので、計算しやすくなりますね。

この計算式の符号は「(+)÷(−)」なので、答えの符号は(−)になることに注意すると、

2.4÷(−0.8)
=24÷(−8)
=−3

と計算できますね。今回の計算式は「(+)÷(−)=(−)」という計算パターンでしたが、「(−)÷(−)=(+)」と「(−)÷(+)=(+)」についても、あわせて覚えておきましょう。

さて、これで残りの計算をスムーズにできますね。

3.3+2.4÷(−0.8)
=3.3−3
=0.3

最後の引き算は、整数どうしを計算すればよいだけですので簡単ですね。

まとめ

難しい印象のある小数の割り算ですが、整数に直すことで、計算しやすくなりましたね。この他にも、様々な小数の割り算の問題を出題していますので、ぜひチャレンジして苦手意識を克服しましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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