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元電車運転士「少なくとも6時間ほどの睡眠が欲しい」→近年ニュースになる『居眠り運転』明かされた“衝撃のウラ事情”に「全然知らなかった」

  • 2024.9.14
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

しばしば話題に上がる電車運転士の「居眠り運転」。大きな事故に繋がる危険性があるため、絶対にやめてほしいもの…ですが、もしかしたらそれは、運転士の方々が強いられている、あまりに過酷な労働環境に原因があるのかもしれません。

かつてご自身も電車運転士を勤めていた、鉄道会社は辞めるな君(@tetsudo_yameru)さんが「居眠り運転士に関する問題提起」をX(旧Twitter)に投稿したところ、「全然知らなかった」「眠たくないわけないよね」と注目を集めています。

たくさんの方々に衝撃を与えた、知られざる電車運転士の労働環境とは?

注目の投稿は、こちら!

たったの3時間…?

想像をはるかに上回る過酷な労働環境に、ショックを受けた方も多い様子。「ちゃんと休めるようにしてあげないとね」と、労りのコメントを寄せている方もいらっしゃいました。

仮眠3時間とありますが、実際のシフトはどのように組まれていたのでしょうか?鉄道会社は辞めるな君さんに、詳しいお話を伺ってきました。

「少なくとも6時間ほどの睡眠が欲しい」

---仮眠3時間とは驚きでした。どういったシフトで仮眠3時間になってしまうのでしょうか?

「一例として13日の13時00分に勤務が開始した場合、24時00分まで勤務。その後3時間の仮眠をしたのちに14日の3時30分(30分は制服などの着替え時間)から9時30分まで勤務という勤務体系になります」

---想像していたよりもさらに過酷で、とても驚きました…。

「これはあくまでも一例です。会社によって仮眠時間に差がありますので、その点ご留意いただきたいです」

---運転士の労働環境について、どのような改善を望まれますか?

多くの旅客を安全に目的地に輸送する必要がございますので、少なくとも6時間ほどの睡眠が欲しいと当時は考えていました

---本当にその通りだと思います。一刻も早く、電車運転士の方々の労働環境が改善されたらよいのですが…。

「労働状況の改善を」

鉄道会社は辞めるな君さんの投稿に対して、さまざまなコメントが寄せられていました。とても過酷な電車運転士の方々の労働環境を知り、中には、

労働状況の改善と、多くの車両に配備されている居眠り防止装置の改善を進めてほしいですね
全然知らなかった……

というコメントも。また、過去に電車運転士をしていた方々からは、

仮眠4時間切るかどうかで、私のいたところは起きてから7時間乗ってました、寝て当たり前ですよ

と共感の声も寄せられていました。

もちろん居眠り運転は絶対にNG。ですが、電車運転士の方々も、居眠り運転をしたくてやっているわけではないはずです。

鉄道会社は辞めるな君さんの投稿したシフトはあくまで一例。他社では異なるかもしれません。しかし、一日でも早く労働環境を改善していただきたいですね。



取材協力:鉄道会社は辞めるな君(@tetsudo_yameru)さん