「このアニメ良すぎる」「かなりオモロイ」米津玄師も“大ファン”の今期注目アニメ

2025.1.30

つるまいかだによる漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『メダリスト』。第3話では、初めての大会である名港杯に向けて試行錯誤する主人公・結束いのりとコーチ・明浦路司（あけうらじつかさ）が描かれた。また、米津玄師によるオープニング主題歌「BOW AND ARROW」のジャケットイラストが解禁され、その“美しさ”にSNSでも興奮の声が続出した。

2回転につまずくいのりの突破口となった“迷い犬”

母親から「中学までフィギュアスケートをやらせてあげる」と言われたいのり。彼女は母親に認めてもらいもっとスケートを続けるため、2ヵ月後に開催される名古屋の有名な大会である名港杯に出場することになる。

名港杯に向け、いのりは振り付けを踊る恥ずかしさと戦いながら、司とともに練習に励む。その最中、新キャラクターであるグラビティ桜通FSCに所属する少女・三家田涼佳（みけたりょうか）とヘッドコーチ・那智鞠緒（なちまりお）と出会う。

一緒にケーキを食べ、友達になるいのりとミケ。しかし、ミケは友達の自分より大人であるコーチを優先するいのりにいらだつ。仲良くなれるかに見えたいのりとミケだが、早くも喧嘩が勃発してしまった。「絶対負けんから！」といのりに宣戦布告するミケは、名港杯においていのりのライバルのポジションになりそうだ。

初級で優勝するため、そしてミケに勝つために、いのりと司は作戦を練る。2種類の案があり、その名も「ショートケーキ作戦」と「いちごたい焼き作戦」だ。2回転を集中して練習するか、基礎を固めて余裕があれば2回転を練習するか。司を伺ういのりだが、彼は「どちらを選んでも俺は必ず優勝に導くから」と言う。その言葉を受けて、土台がしっかりした演技がしたいいのりはいちごたい焼き作戦を選んだ。

だが、いのりはジャンプのひとつであるダブルサルコウの習得につまずく。2ヵ月で2回転を身につけるのは難しいのか……と思われたが、そこに迷い犬と出会った司。迷い犬がその場でぐるぐると回る姿を見てひらめいた司は、急いでいのりにアドバイスする。すると、いのりは難易度の高いスピン技であるフライングシットスピンをやってのけたのだ。

実は、司がインスピレーションを得た迷い犬はエンディング映像に登場していた。迷い犬に対してSNSでは「EDの犬、お前だったんか」「スケートリンクに犬持ち込むな笑」「やっぱ何回見ても迷い犬の件狂ってて好き」「唐突な迷い犬で笑った」「迷い犬が今回のMVPと言っても過言じゃないな」との声があがった。

「BOW AND ARROW」の“美麗”ジャケットイラスト

1月27日に配信リリースされた米津玄師によるオープニング主題歌「BOW AND ARROW」は、原作ファンである彼の作品への解像度の高さが大きな話題を呼んでいる。加えて、米津は楽曲のジャケットイラストも手がけているのだ。

ジャケットには、笑顔でスケートリンクを滑るいのりの姿が。風になびく髪の毛の繊細さや、きらめく衣装の色使いの美しさに思わず目を奪われるような、美麗なイラストだ。

米津は、他の楽曲のジャケットも自ら描き下ろしている。どれもハイクオリティで、彼の描くジャケットのファンも多いのではないだろうか。歌手としてだけでなくイラストでも才能を発揮する米津は、次にどんな分野で才能を見せつけてもおかしくない。

そして、「BOW AND ARROW」のジャケットは、今後のいのりの成長をより楽しみにさせる。第3話ではまだ名港杯の初級の練習に打ち込んでいるところだが、これから挫折や失敗、成功を積み重ね、きっと米津が描いたイラストのように光り輝き私たちを魅了する選手になっていくのだろう。

「BOW AND ARROW」のジャケットイラストについてSNSでは「多才ですごい！」「神作画や」「メダリスト級に上手いです……！」「米津さんのメダリスト愛、ハンパないですね！」「作詞作曲も出来て絵まで描けちゃうのスゴ過ぎですよ！」との声があがった。

名港杯の優勝を目指し、練習に励むいのりの姿が描かれた第3話。新たなライバルも登場した第3話に対してSNSでは「4話はよ」「きちんと作画で素敵に魅せてくれるの素晴らしい」「やべぇメチャクチャ次早く見てぇ」「もうすでにかなりオモロイんやが」「このアニメ良すぎる」との声が。放送がスタートして間もない『メダリスト』だが、早くも次回が待ちきれない作品になっている。

メダリスト
ABEMAにて毎週木曜26時より無料放送
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
［番組URL］https://abema.tv/video/title/25-279
【(C)つるまいかだ・講談社／メダリスト製作委員会】

ライター：まわるまがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X（旧Twitter）：@kaku_magari