1. トップ
  2. 大河ドラマ、倍速視聴では気づけない演出に「鳥肌立った」「ゾワゾワした」余韻を残すラストシーンに反響

大河ドラマ、倍速視聴では気づけない演出に「鳥肌立った」「ゾワゾワした」余韻を残すラストシーンに反響

  • 2024.12.19

吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜よる8時)の第48回「物語の先に」(最終話)が12月15日に放送されました。
大宰府から戻ったまひろ(吉高由里子)は倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を尋ねられ、ついに二人のこれまでを打ち明けます。真実を知り呆然とする倫子でしたが、道長が危篤を迎え、ある決断をしましたー。

衝撃の真実に呆然とする倫子

undefined
『光る君へ』12月15日放送(C)NHK

倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を尋ねられたまひろ(吉高由里子)は、ついに道長とのこれまでを打ち明けます。道長とは九つの時に出会ったこと、まひろの母を殺した相手が道長の兄であったこと、親しい友人が殺されて二人で埋葬したことを伝えると、倫子は呆然…。「彰子(見上愛)は知っているの?」「あなたはどういう気持ちであの子のそばにいたの?」とまひろを問いただします。「私たち、あなたの手のひらの上で転がされていたのかしら」と呟く倫子にまひろは慌てますが、倫子は「このことは死ぬまで胸にしまったまま生きてください」とぴしゃり。その場を後にしました。
SNSでは「妻として女として、重すぎる事実」「倫子さまには辛すぎる告白」と、衝撃的な真実にショックを受けた倫子への同情の声が集まりました。

道長が危篤に

undefined
『光る君へ』12月15日放送(C)NHK

やがて時が経ち、実家で過ごしていたまひろは倫子から呼び出されます。倫子は道長が危篤だと話し、「私が殿のために最後にできることは何かと考えていたらあなたの顔が浮かんだのよ」「殿に会ってやっておくれ」と、頭を下げてまひろに頼みました。

雑な感情を抱えながらも正妻としての矜持を忘れず、愛する人を想うが故にまひろに頼るという決断を下した倫子。SNSでは「気高さに感嘆の息が漏れた」「この物語で一番純愛を貫いていた」「こんなシーンが見られると思わなかった」と絶賛の声が続出。

undefined
『光る君へ』12月15日放送(C)NHK

道長の元へ向かったまひろは、床に臥す道長に毎晩物語を読み聞かせます。まひろの作る新しい物語を聞くことで少しずつ命を繋いでいた道長でしたが、ある日、静かに息を引き取りました…。

再び旅に出るまひろ

まひろは乙丸と共に、再び旅に出ることに。二人が野山を歩いていると、後ろから馬に乗った武者たちが現れます。その中の一人は双寿丸(伊藤健太郎)で、東国で戦が始まったと話します。双寿丸を見送ったまひろは「道長様…」と心の中で呼びかけ、「嵐が来るわ」と呟きました。受け取り手によってさまざまな想像ができるまひろの表情、そして“4秒の静止”という思い切ったシーン。倍速では気づけない粋な演出です。

新たな時代の到来を感じさせる不穏なラストシーンに、SNSでは「『武士の時代が来る』を表していてよかった」「芸術点が高すぎる」「鳥肌立った」「華々しさはないが精彩を放つ良いラスト」「ゾワゾワした」と、余韻を残す見事な結末に反響が広がりました。

NHK大河ドラマ『光る君へ』 毎週日曜よる8時放送
NHKプラスで見逃し配信中


ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。