1. トップ
  2. 「大河ドラマとして正解すぎる」待ちわびた“クライマックス”にSNS大盛り上がり! 考察広がる『光る君へ』

「大河ドラマとして正解すぎる」待ちわびた“クライマックス”にSNS大盛り上がり! 考察広がる『光る君へ』

  • 2024.11.22

吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜よる8時)の第44回「望月の夜」が11月17日に放送されました。
後一条天皇(橋本偉成)が即位し、国家の頂点に立った道長(柄本佑)。摂政に就任した道長の息子・頼通(渡邊圭祐)は妹の威子(佐月絵美)を入内させます。道長は威子が中宮になることを祝って宴を催しました。

undefined
『光る君へ』11月17日放送(C)NHK

大人の対応を貫く倫子

三条天皇(木村達成)が譲位を承諾し、後一条天皇が即位。道長は幼い後一条天皇の摂政として国家の頂点に立ちます。しかし摂政と左大臣両方の権力を持つ道長を不満に思う公卿は多く、藤原公任(町田啓太)からも「欲張りすぎだ」「左大臣をやめろ」と咎められました。

道長はまひろの局を訪れ「摂政と左大臣を辞そうと思う」と打ち明けます。次の摂政は息子の頼通に譲ると話す道長に、「一人でなせなかったことも時を経ればなせるやもしれません」とまひろは自身の考えを述べました。
二人が話しているところに突如道長の妻・倫子(黒木華)が現れます。緊張感が漂う中、政の話をしていたと説明する道長に「政の話を藤式部にはなさるのね」「藤式部が男であれば、あなたの片腕になりましたでしょうに」と答える倫子。二人の関係に勘づきながらも一切動じずしなやかに対応する倫子に、SNSでは「倫子様のこういうところが好き」「余裕があってかっこいい」「真の王者の振る舞い」と称賛する声が上がりました。

「望月の歌」に考察広がる

摂政となった頼通は、妹の威子(佐月絵美)を入内させました。威子が中宮になったことを祝う宴が催されることとなり、道長は太皇太后の彰子(見上愛)、皇太后の妍子(倉沢杏菜)、中宮の威子の3人の娘に対面。これで頼通も伸び伸びと政ができるとお礼を述べます。しかし入内を嫌がっていた威子は始終無表情を貫き、妍子も「父上と兄上以外めでたいと思っておる者はおりませぬ」と父を非難。SNSでは「3人とも全然笑ってない」「華々しいのに能面」「胸が痛くなった」と道長の道具として入内させられた3人の娘の心境を慮る声が続出しました。

宴中、にわかに立ち上がった道長は月を見上げ、「この世をば わが世とぞおもう 望月の かけたることも なしと思えば」と歌を詠みます。藤原実資(秋山竜次)の提案で道長の歌を皆で唱和する中、道長はゆっくりと振り返ってまひろと目を合わせ、微笑みました。
誰もが知る有名な和歌の登場にSNSでは「優美な大河のクライマックス場面」「道長の人生の集大成」「心に染み入る感じ」「とっても素敵な演出だった」と大盛り上がり。さらに「まひろにも向けた10年後の返歌」「まひろとの六条廃屋での夜を呼んだ歌なのでは」と和歌の意味についての考察も広がり「激エモ」「良すぎる」「愛の告白じゃんか」「大河ドラマとして正解すぎる」との声も上がりました。

NHK大河ドラマ『光る君へ』 毎週日曜よる8時放送
NHKプラスで見逃し配信中


ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。