1. トップ
  2. 「地獄すぎでは?」「今までで一番疲れた」不安しかない展開と最悪の"関係性"にSNSでも阿鼻叫喚 大注目のアニメ『チ。』第7話

「地獄すぎでは?」「今までで一番疲れた」不安しかない展開と最悪の"関係性"にSNSでも阿鼻叫喚 大注目のアニメ『チ。』第7話

  • 2024.11.21
undefined
(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

現在放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』。魚豊による漫画を原作としており、第26回手塚治虫文化賞でマンガ大賞を受賞するなど数々の賞を獲得している話題作だ。第7話では、新たなキャラクターである天文研究助手・ヨレンタが登場し、ある登場人物との衝撃的な“関係性”が明らかになった。

※本記事は、1話~6話の重要なネタバレを含みます。

差別にあふれる涙……『チ。』が描く女性蔑視問題

天文研究所で働くヨレンタは「女性だから」という理由で研究員として扱われておらず、雑用ばかりしていた。そんななか、先輩・コルベは彼女の実力を認めていた。コルベに助手としてつかえるヨレンタは、彼に執筆した論文を褒められる。さらにヨレンタの雇い主・ピャスト伯に論文を提出すると言われ、思わず拳を握りしめるヨレンタ。

コルベのすすめで実家に帰っていたヨレンタが研究所に戻ったころ、彼女はコルベにピャスト伯から論文を評価されたことを教えてもらう。涙をにじませ喜ぶヨレンタだが、「名義は私で出してるし。けど、あれは君の実力」とコルベは笑顔で話す。

信じられない表情のヨレンタに、コルベは「女性の論文なんて誰が読むの?」と話す。女性の名前で論文を発表するのは危険すぎるうえに、内容に不適切な箇所があればヨレンタが魔女扱いされてしまうかもしれないと続けるコルベ。ヨレンタが執筆した論文の名義を自分に変えたのは、彼にとってやさしさだったのだ。

undefined
(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

ヨレンタは必死にコルベを善人だと思い込もうとする。しかし、彼女の目からあふれ出す涙。精一杯執筆した論文に対して横取りのようなことをされ、くやしさや悲しさといった感情がヨレンタの心の中で渦巻いていただろう。それでも懸命に自らを励ますヨレンタの姿に、胸が張り裂けそうになるのだ。

第7話に対してSNSでは「女性蔑視問題も扱ってきたか」「また新キャラ登場!」「たった1話でヨレンタのキャラが立ちまくっていて大好きになってしまった」「今回もゾクゾクする!」「銃弾や刃物のやり取りをしてるわけでもないのにえらい緊張感」「誰も死んでないのに今までで一番疲れた」「ここから世界をどう動かすのか楽しみです」との声があがった。

意外すぎる!ヨレンタの“父親”

ヨレンタが実家に帰ったとき、暗い部屋で父親と話すシーンがある。意図的に顔は映されないが、父親の話し声に聞き覚えがあっただろう。冷徹な異端審問官・ノヴァクだ。

判明した衝撃的な事実に「ヨレンタが危なっかしかったですが、まさかノヴァクの娘だったとは!」「ノヴァクじゃねーか!と秒でバレる津田健次郎さんのお声」「えー!ヨレンタってツダケンの娘なのかよ!?」「え?ノヴァクさんって自分の娘手にかけるの??地獄すぎでは?」とSNSが大きくざわついた。

ヨレンタは第7話のラストで、オクジーとバデーニに出会う。彼らが掲示板にはった難問を解いたヨレンタも地動説の研究に加わる流れだ。研究に参加すれば、ヨレンタも異端者となる。異端者を拷問し処刑するのが仕事であるノヴァクが、自らの娘と敵対する展開が今後あるかもしれない。

ヨレンタとノヴァクの驚くべき関係性が判明した第7話。異端者と異端審問官という関係上、残酷すぎる展開も想像できてしまう。キャラクター同士の相関図を含めてますます面白くなる『チ。』は、第2章も見ごたえたっぷりだ。

undefined
(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

チ。 ―地球の運動について―
ABEMAにて毎週土曜日夜24時10分より無料独占・見放題最速配信
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/568-32
【(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会】


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari